休業支援金(新型コロナ対策その2)
現在、国会で審議されている「休業支援金」について、厚生労働省の担当者(職業安定局 雇用開発企画課)から話を聞きました。
この支援金は、休業手当が支払われない中小企業の労働者(パート・アルバイトを含む)を対象に、休業前賃金の80%(月額上限33万円)を休業実績に応じて支給する制度です。
「雇用調整助成金」と違って、会社が申請するのではなく、労働者個人が申請できるため、会社が休業手当を支払わない場合にも対応できます。
この制度が創設されたのは、「雇用調整助成金」が、
- 制度が複雑で申請が難しい
- 相談窓口(労働局)の電話がつながらない
- 申請を代行する社会保険労務士がやりたがらない
- 入金までに時間がかかり、休業手当を支払う資金がない
等々の理由により活用されず、休業手当が支払われてこなかった実態を踏まえ、創設されました。
労働者が会社から休業証明書を受け取り、実際に休んだ日数等を記載して労働局・ハローワークに郵送またはオンラインで申請します。早ければ6月中旬から申請を受け付け、2週間以内での支給をめざしています。
4月1日から9月30日までの休業が対象となり、4月から休業状態になっている人には、さかのぼって支給されます。
詳細な制度の仕組みは現在検討中なので、わかり次第、お知らせします。
この支援金に関して、ご質問やご意見・ご要望などがありましたら、厚生労働省に問い合わせますので、私(takai@takaitakashi.com)までご連絡ください。皆さんのお役に立ちそうな情報は、またブログで共有させていただきます。
引用・参考・出典
【出典記事】
高井たかしの「たたかい日記」:新型コロナ対策その2(休業支援金) - 高井崇志(タカイタカシ) | 選挙ドットコム