金融庁総務企画局の佐藤信用制度参事官が、今国会に提出予定の「ITの進展に対応するための銀行法等改正案(フィンテック法案)」の説明に来てくれました
金融庁総務企画局の佐藤信用制度参事官が、今国会に提出予定の「ITの進展に対応するための銀行法等改正案(フィンテック法案)」の説明に来てくれました。
法律案の主な内容は、
① 銀行による金融関連IT企業(フィンテック企業)への出資を可能とする
② ITによる決済関連サービスの簡素化
③ 仮想通貨に関するルール整備
等ですが、まだまだ「フィンテック法案」と呼ぶには不十分です。
金融庁の説明資料には、JPモルガンCEOジェイミー・ダイモン氏の「われわれは、グーグルやフェイスブック、その他のIT企業と競合することになるだろう」という発言が載っていますが、まさにフィンテックの本質を言い表していると思います。フィンテックは金融業の話にとどまらず、「銀行がなくなる」くらいのインパクトを持った社会変革だと思います。
金融庁に対しても、「国家を挙げたフィンテック支援策や規制緩和策を示さないと、フィンテックの所掌は金融庁ではなく経済産業省になりますよ」と警告いたしました。
昨年10月に開催した超党派の国会議員によるフィンテック勉強会の第2回をそろそろ開催したいと思います。