昨夜、某「政策勉強会」に参加しました
昨夜、某「政策勉強会」に参加しました。
定期的にいろいろなテーマで開催しているそうですが、本日のテーマは「フィンテック」ということでお誘い頂きました。
フィンテックに詳しい4名の方からのレクチャーをお聞きした後、サンドイッチを食べながら参加者全員で意見交換。
気になった発言だけでも、
○ ゴールドマンサックス社は、「世界のフィンテック市場規模は4兆ドルに達する(日本の全銀行の貸し出し総額450兆円を超える額)」と予想している。
○ ミレニアム世代(1980~2000年代生まれ)の7割以上が「グーグル、アップル等に金融サービスを提供して欲しい」とアンケートに回答している。
○ JPモルガンCEOは「我々はグーグルやフェイスブック等と競合することになるだろう」と発言。
○ 会計ソフト・銀行口座等をネットワークで繋ぎ、新しいアルゴリズム・人工知能により、分単位の迅速な審査が可能。ローコスト、詐欺にも強く、貸し倒れが少なく、収益性の高いビジネスモデルができる。
○ 金融業はそもそもおかしい。「お客様を立たせ、社員が座っている」「使いたいときに開いていない」そんなサービスはもう通用しない。
○ 昨年創業したLending Club社は、1年で貸出額9000億円(横浜銀行に相当)に成長。
○ ブロックチェーン技術により、銀行のシステム負担は100分の1に減る。
等々、様々な意見が寄せられました。
私からは、
「フィンテックは、一金融業界の話ではない。インダストリー4.0、第4次産業革命に匹敵する、いやそれ以上のインパクトを持つ社会変革である。ITの力によって、誰もが金融を行え、銀行が不要になる社会がやってくる。金融業の規制をどうしようか?という次元の話ではない。フィンテックをバズワードだ、などと言う人がいるがとんでもない。政治も行政もまだまだ認識不足なので、まずは意識改革から取組みたい。」
という趣旨の発言をさせていただきました。
19時30分からはじまって、終わったのは23時。テーマによっては、夜中の2時、3時まで議論することもあるとのこと。充実したひとときを過ごすことができました。