【韓国IT視察(その6)ソウル市「安全統合状況センター」】 ソウル市の「安全統合状況センター」を見学し、同室のヤンさんからお話を伺いました
【韓国IT視察(その6)ソウル市「安全統合状況センター」】
ソウル市の「安全統合状況センター」を見学し、同室のヤンさんからお話を伺いました。
災害対策や犯罪予防のため、ソウル市では330億ウォン(33億円)の予算で市内全域にCCTV(監視カメラ)を設置しており、同室で一元管理しています。平時には8名の職員が交替制で24時間監視しており、緊急時には100名体制で対応できるセンターとなっています。
特に、交通情報センター(TOPIS)は、世界最先端のシステムで、バスとタクシー全車両にGPSを搭載し、バスについては、全バス停と利用者の携帯に到着予定時刻を伝えるシステムになっています。
以前、ソウル市では渋滞が慢性化しており、その大きな原因が、複数のバス会社による路線の競合であったことから、ソウル市がバス会社から車両を借り上げ、市が一元的に路線の運営管理を行う「準公営方式」を採用しました。今では、路線別に色で分けられたバスが運行し、渋滞も緩和され、利用者からもわかりやすいと評判です。
なお、ソウル市ではバスと地下鉄は連携しており、5回までは何回乗り換えても1500ウォン(150円)の基本料金で利用可能です。
タクシーは、黒色が模範タクシーといって高級車、オレンジ色が観光タクシーで外国語に対応できる運転手の車、白色が普通のタクシーと分かれています。