「待機児童5年ぶり増」との報道を受けて、さっそく厚生労働省保育課の方と意見交換しました

「待機児童5年ぶり増」との報道を受けて、さっそく厚生労働省保育課の方と意見交換しました。

待機児童が増える大きな原因の一つが、保育士が7万人足りないという「保育士不足」にあるとのこと。保育士は長時間労働・低賃金であり、かつ重労働や責任の重さの割には評価されない(保護者からは「うまくいって当たり前」という目で見られる)などの問題があり、他職業(例えば看護士など)に比べて、若くして離職されるケースが多いそうです。

保育士の待遇改善はもちろんですが、財源が少ない中での一つの解決策として提案したのは、ITを活用することです。

保育所では未だに保護者との連絡手段は電話と紙。お休みの連絡は電話受付のため、朝は電話がつながりにくく、保育士も一人が付きっきりで電話対応に追われるそうです。また連絡帳も未だに紙のため、お母さんは朝の忙しい時間帯に連絡帳を書かなければなりません。こういうやりとりをメールでできるようにするだけで、保育所と保護者とのコミュニケーションが随分楽になります。

保育士が改善してほしい要望の中には、「事務・雑務の軽減」と「保護者とのコミュニケーションの改善」があるそうですが、2つとも「保育所のIT化」により解決できます。

韓国では、スマホによる保育所と保護者とのコミュニケーションは当たり前だそうです。来週韓国へITの現場を見に行ってきますので、ぜひこの辺も調査してきます。