新党の名称は「民進党」と決まりました
新党の名称は「民進党」と決まりました。
マスコミは党名ばかりを囃したてますが、新党にとってより大事なのは「共通の理念と政策」であることは言うまでもありません。
政党の理念を現すものが「綱領」です。綱領は政党におけるいわば憲法のようなものであり、極めて重要です。
この綱領を決める協議は、民主党側は長妻代表代行、細野政調会長、西村副幹事長、維新の党側は小野政調会長、井出政調会長代理と私、というメンバーでした。
数次にわたる協議は、時には厳しい意見の応酬もありましたが、思った以上にスムーズに行われ、当初予定していたスケジュールよりもかなり早くまとまりました。
協議の中で、私がこだわって主張したことは3つあります。
一つ目は、「立憲主義を守る」という文言を1番最初にすべきという主張です。原案では5番目だったのですが、「自由と民主主義に立脚した立憲主義」は、この党が最も大事にしなければならない柱であると主張。この提案は受け入れられました。
二つ目は、「未来への責任」を結党の理念の一つとすべきという主張です。この提案も受け入れられ、「自由、共生、未来への責任」が結党の理念となりました。折しも、待機児童の問題がクローズアップされていますが、新党は「未来を担う子どもたち」に力を入れる党となります。
三つ目は、「原発ゼロ」という言葉を入れるべきという主張です。原案にこの言葉はなかったのですが、「未来への責任」を果たす上でも、両党の政策合意に記されている「2030年代原発稼動ゼロ」を入れるべきと強く主張しました。この点は民主党の反発が強く、「原発に頼らない社会を目指す」というやや抽象的な表現となりましたが、「原発」という言葉が入ったことは新党の大きな成果だと自負しています。
与党やマスコミは、「政策の一致のない野合だ」などと批判しますが、綱領策定に関わってみて、ほとんど政策の違いはないと確信しました。「民主党内に賛否両論あって決められなかった政策が、維新の党が加わることで、決めることができた」、新党にはそういう効果があります。
次はこの綱領に基づいて、参議院選挙(同時にかなりの可能性である衆議院選挙)に向けてマニフェストづくりです。引き続き、全力を尽くします。