安倍政権が掲げる「一億総活躍社会実現のための新3本の矢」の中に、私がこれまで繰り返し国会で質問してきた「不妊治療支援」が採用されたので、その内容を内閣官房と厚生労働省からヒアリングしました

安倍政権が掲げる「一億総活躍社会実現のための新3本の矢」の中に、私がこれまで繰り返し国会で質問してきた「不妊治療支援」が採用されたので、その内容を内閣官房と厚生労働省からヒアリングしました。

現在不妊治療に対する助成は1回15万円ですが、来年度からその対象者は43歳未満となり、更に通算助成回数も10回から6回(40歳以上は3回)に減らされます。こうした改悪を元に戻すのかと思いきや、それはそのままで、①男性不妊治療への助成と②初回の補助額を増やす(金額は未定)の2つを検討しているとのこと。

不妊に悩む30代・40代の方は想像以上にたくさんいて、年間30万人近い方が不妊治療を受けていますが、そのうち約半分の方しか助成を受けられておりません。「少子化対策」を声高に叫ぶのであれば、まず真っ先に「不妊治療支援」を拡充すべきです。全ての希望する方に対して助成することはもちろん、いずれは不妊治療に対しても医療保険を適用すべきです。

現在検討している2つの支援策では、「焼け石に水」であり、この問題は、引き続き内閣委員会等で徹底的に問い質してゆきます。「一億総活躍社会の実現」は、岡山県選出の加藤勝信議員が担当大臣で、逢沢一郎議員が自民党本部長なので、しっかりと議論を交わしたいと思います。