敬愛するITコンサルタント廉宗淳(ヨムジョンスン)さんのアテンドで、IT先進国韓国の視察に来ています
敬愛するITコンサルタント廉宗淳(ヨムジョンスン)さんのアテンドで、IT先進国韓国の視察に来ています。
最初の視察先は国会。
まず、その大きさにびっくり。地上7階・地下1階建てで、本会議場の周りには委員会室や政党室がびっしり。韓国は一院制で、国会議員の数は300名(小選挙区246名、比例代表54名)で、日本の半分以下ですが、それにしては随分大きい。
次に驚いたのは、正面玄関を入るとすぐスクリーンがあり、竹島(韓国では「独島」)のライブ(動画)映像が映し出されています。(島があるだけで、波と雲を除いて何の動きもないのですが、ひたすら動画が流れています。)
そして何よりも驚いたのは、本会議場の全ての座席にパソコンが常備されており、大臣等の演説はパワーポイントを使って行われるとのこと。インターネットにも接続されており、検索やメールも自由にできるそうで、机の下には電子投票ボタンがあり(緑が賛成、赤が反対、黄が棄権)、投票の結果は正面にある大型スクリーンに映し出される(「誰が賛成し、誰が反対したか」すぐにわかる)システム。ちなみに、韓国では選挙の度に4割の国会議員が入れ替わるそうで、NPO等が国会議員の行動を逐一公表するため、常に厳しい国民の目に晒され、働きの悪い議員はすぐに落選するそうです。
国会の開かれる期間は、通常国会は9、10、11月の3ヶ月間だけですが、いつでも臨時国会を開くことができるため(4分の1の議員の賛成があれば開かれる)、ほぼ1年中国会は開かれているそうです。
1院制なので、本会議場は1つですが、全く同じ作りの予算・決算委員会議場があります。実は、いつか北朝鮮と統合した際に、2院制にすることを前提に造ったそうです。