国民民主党は「自民党の補完勢力」なのか?

先週末、後援会の皆さんに国民民主党会派入りを報告しました。

多くの方からご賛同頂きましたが、一部の方から「自民党の補完勢力になるのでは応援できない」とのご意見も頂きました。

ネット上でも、そのような誤解が散見されます。

国民民主党がめざすのは、「政策提案型」の「改革中道」政党であり、あくまでも「自民党に代わって政権を担う政党」として、国民から選んで頂ける政党です。

「審議拒否はしない」「憲法審査会にも応じる」などの方針が、立憲民主党や共産党の方針とは異なるため、誤解されるのだと思いますが、「自民党の補完勢力」とは全く違います。

「審議に応じない」などの国会戦術で自民党と戦うのではなく、政策論争で戦おうという考え方です。「それは甘いよ」との批判の声も聞こえてきますが、甘かろうが辛かろうが、政策論争を戦わせるのが国会のあるべき姿であり、多くの国民が求めているのも、政策論争で自民党政権の問題点を明らかにしていくことではないでしょうか。

とりわけ、国会の最重要権限の一つである「憲法改正の発議」については、民主党は1990年代から「論憲」(憲法改正の議論は必要)の立場であり、自民党内でもほとんど議論されずに唐突に提案された改憲4項目は論外であるにしても、国民の権利を守り、権力を統制する「立憲主義」の観点から、現行憲法には不十分な点もあり、憲法の議論を行うことから逃げるべきではありません。

私は、玉木代表とは大学も同期、官僚も同期、当選も同期で、2016年に玉木さんが民進党の代表選挙に立候補した際は推薦人にもなり、それ以降も、党が別々となっても、連絡を取り合い、本音を語り合ってきました。

その私が、玉木代表には、「自民党の補完勢力となる」などという考えは絶対にないと断言します。

国民民主党 玉木雄一郎代表挨拶