今朝のNHK「おはよう日本」で、福島県からの県外自主避難者に対する支援打切りの問題が報道されました

今朝のNHK「おはよう日本」で、福島県からの県外自主避難者に対する支援打切りの問題が報道されました。

先日の東日本大震災復興特別委員会で、私がこの問題を取り上げたため、これを見たNHK記者さんから「ぜひ視て欲しい」と連絡がありました。

原発事故による放射能の影響を恐れて、小さなお子さんを持つお母さんが母子で非難するケースが多く、夫に理解されず、離婚される方も少なくありません。今朝のニュースでも、福島県庁職員は「除染も進んだので、できれば帰って来て欲しい」と訴えますが、インタビューに答えるお母さんは、「一度福島に戻ったが、除染は居住地域だけしか行われず、近くの森で子どもを遊ばせることができない。自然の中で子どもを育てたいのに、これでは住めない。」と再び県外へ避難されたそうです。

子ども被災者支援法では、「居住・移動・帰還いずれの選択でも、適切に支援する」と定められておりますが、現行制度はこの法律の趣旨が十分活かされていないと痛感します。

岡山にもたくさんの自主避難者の方が住んでおられます。人それぞれ考え方(子育て方針)の違いはあるでしょう。でも、原発事故が無ければ、このような不便な生活を余儀なくされなかったことは事実です。国及び東京電力は、この方々にできる限りの支援を行う義務があります。この問題は引き続き、国会(委員会)で取り上げてゆきます。自主避難者の方々が現場で困ってらっしゃる事例などありましたら、ぜひ情報をお寄せください。