シェアサイクル先進都市岡山の議員として
昨日と今日の2日間、原宿ラフォーレで開催されている「シェアサミット2017」のセッション「巨大ビジネスの急先鋒・シェアサイクル社会の幕開け」で登壇の機会を頂きました。
対談の相手は、中国のシェアサイクル最大手ofo社のローレンス・チャオ氏。ofo社は世界8ヵ国180都市で1000万台の自転車を走らせており、今年9月から日本にも参入しています。
日本では民間企業が提供するシェアサイクルはまだまだこれからですが、岡山市の「ももちゃり」をはじめ、全国100以上の自治体が運営する「コミュニティサイクル」はスタートしており、環境にやさしい移動手段として期待されています。
シェアサイクルは、民泊やカーシェアに比べて、既存業界との軋轢が少なく、交通政策に悩む自治体の支援も期待できることから、日本にシェアリングエコノミーを普及させるための起爆剤として期待されます。
課題は「ポート」と呼ばれる駐輪場所をいかに数多く設置するか。国土交通省によれば、岡山市の「ももちゃり」は全国でも最先端の取組みだそうですが、それでもポート数は35ヵ所。一番多い札幌市でも45ヵ所。一方パリは1700ヵ所、ロンドンは500ヵ所。中国はどこでも駐輪OKとなっています。違法駐輪対策や景観との関係もあり、中国のようにどこでも駐輪OKとはいきませんが、市民の利便性を考えた場合、ポート数を増やすことは最重要課題であり、自治体が主導してポート数を増やし、民間企業に提供するような仕組みが必要です。
とかくわが国政府(国土交通省や警察庁)は規制したがる傾向にありますが、こうした分野こそ、政治の力により風穴を開けていかなければなりません。
対談では、そんなことをお話させていただきました。シェアサイクル先進都市岡山の国会議員として、シェアサイクル推進に力を尽くしてまいります。