【欧州出張報告その3(フィンランド・ノキア社)】

【欧州出張報告その3(フィンランド・ノキア社)】

ノキア社を訪ね、「ミスター5G」と呼ばれているオクサネン副社長はじめ幹部の皆さんと意見交換し、5G基地局や最先端技術のデモを視察しました。

「日本では楽天の参入を機に、格安の基地局が出ているが、今後主流になると思うか?」

との質問には、

「難しい質問だ。楽天のクラウド型基地局には注目している。」

との答え。

「日本で事業を行うにあたっての課題は?」

との質問には、

「地方で5Gの実証事業など進めているが、世界各国と比べると電波の免許手続きなどが遅い。もう少し迅速にしてほしい。」

との回答でした。

ノキア社は、フィンランド第5の都市「オウル市」(人口20万)に5Gの研究開発拠点を置き、フィンランド政府とオウル市の全面的バックアップにより、市全域に5Gネットワークを敷設し、医療・教育・産業等様々な分野での実証実験を進めています。こうした取組のねらいや課題についても意見を交わしました。