【欧州出張報告その2(フィンランド運輸通信委員会)】

【欧州出張報告その2(フィンランド運輸通信委員会)】

国会議事堂を訪ね、運輸通信委員会のキュラマイネン委員長はじめ国会議員と意見交換しました。

フィンランドの国会は一院制で定数200。全て比例代表制(非拘束名簿式)で14ブロックごとに6~33名を選出します。選挙権、被選挙権とも18歳以上で、20代・30代の国会議員も多いそうです。

日本と同じく議会の解散権は首相にあるのですが、解散はほとんど行われず、任期満了(4年)での選挙が通例で、解散があったのは60年前だそうです。

日本では「2年半に一度は解散がある」と伝えると、驚いていました。

政党による党議拘束はあるものの、個人の判断による法案もあるそうです(原発法案や同性婚法案など)。

本年4月の総選挙で、中道左派の社民党が第1党となり、1ヵ月半にわたる交渉の結果、4年間の政策プログラムで一致した5党による連立政権が誕生しています。

他国と同様、反EU・移民のフィン人党が勢力を伸ばし、第2党となっていますが、連立政権には加わっていません。