「日米原子力協定と日本のプルトニウム政策に関する要望書」を提出するために、米国大使館を訪問しました。

米国のポンペオ国務長官に対して、超党派20名の国会議員が署名した「日米原子力協定と日本のプルトニウム政策に関する要望書」を提出するために、米国大使館を訪問しました。

2009年9月に初当選してからまもなく9年が経とうとしていますが、意外なことに、米国大使館を訪問するのはこれが初めてです。

フランス、ドイツ、オランダ、韓国、イスラエル等の大使館は訪れたことがありますが、それとは比べ物にならないセキュリティーチェックでした。入口は二重三重の頑強なゲートに囲まれ、公用車だったにも関わらず、警備員がトランク、ボンネットを開けて入念にチェック。更に、車の下をミラーでチェックし、ドアの指紋まで採取しています。運転手さんによれば、ここまで厳重になったのは最近とのこと。それだけテロの脅威が高まっているということでしょうか。

要請書は逢坂、阿部、初鹿、山崎、道下議員と私の6名の国会議員が代表して科学技術担当の書記官にお渡しし、その後意見交換しました。

私からは、

「今年2月に渡米し、上院議員や国務省幹部とお会いした。国務省幹部は『日本がプルトニウムを保有し続けることに懸念があるが、日本の原子力政策に影響する話であり、気を使う』という趣旨のことを言っていたが、日本国内は脱原発・核燃料サイクル廃止の意見が大多数なので、気を使っていただかなくて結構です。大いに『懸念がある』と言ってください。」

と申し上げました。

書記官からは

「ポンペオ国務長官や国務省幹部には必ず伝えます。」

とおっしゃってくださいました。

先の通常国会でこの問題を質問する予定でしたが、時間切れでできたかったので、次の臨時国会で必ず取り上げたいと思います。

※残念ながら米国大使館の撮影は一切不可のため写真はありません。