1年ぶりの安倍総理との直接対決はやっぱり緊張しました

1年ぶりの安倍総理との直接対決はやっぱり緊張しました。

国会審議の中でも花形と言われる「予算委員会」。その中でも総理が出席する「集中審議」は、大臣のみが出席する「一般質疑」と異なり、NHKで全国中継されます。

本日は「甘利大臣の口利き疑惑」「高市総務大臣の電波停止発言」「丸川環境大臣の1mSVは根拠ない発言」など話題が盛りだくさんでしたが、私が取り上げたテーマは「国会議員の定数削減問題」。

3年前の2012年11月。当時の安倍自民党総裁は野田総理との党首討論で「2013年中の議員定数削減」を約束しました。それは野田総理が示した衆議院解散の条件だったからです。その結果行われた衆議院選挙は自民党が大勝、民主党は惨敗。私も落選しました。

あの時、我々落選議員たちは、「議員定数削減は、消費税増税の際の国民との約束であり、そのための解散ならば仕方ない」と諦めたのです。

しかし、「2013年中に削減」と約束した安倍総理は、まったくやろうとしません。しびれを切らした衆議院議長が第三者機関に削減案の検討を依頼。3年以上が経って、本年1月ようやく「定数10削減」という答申が出ましたが、自民党はこの答申を無視。2022年まで定数削減を先送りする方針を決めました。

自民党は、野党時代には「3年後に1割(48名)、6年後に3割(144名)の削減」を公約していたのに、たった10名(2%)削減するのに10年かけるというのです。

「これで本当に約束を守ったと言えるのか?」
「議員定数削減を2022年まで先延ばしするならば、消費税増税もそれまで先送りすべきだ。」

と訴えましたが、相変わらず総理は「はぐらかし」答弁に終始。この問題は、「国民との約束」であり、うやむやにはできません。これからも引き続き問い質してゆきます。

※質疑の模様はインターネット「衆議院TV」でご覧いただけます。