私が「マスク2枚配布をなぜ批判するのか」もう少し詳しく説明します
ツイッターに「466億円もかけてマスク2枚配布はおかしい!」と投稿したところ、猛烈な批判を受けています。
FBにも同じ投稿をしたのですが、ほとんど批判はなく賛同のコメントばかりなので、ツイッターとFBの違いを痛感しています。
それはさておき、私が「マスク2枚配布をなぜ批判するのか」もう少し詳しく説明します。
マスク2枚配布は言うまでもなく感染拡大防止策ですが、「466億円もあれば、より有効な感染拡大防止策ができるのでは」というのが私の主張です。
私は、感染拡大防止策で今一番やらなければならないのは「満員電車の解消」だと思います。「満員電車の解消」のために一番有効なのは「テレワーク」です。
ところが、政府のテレワーク支援策は極めて貧弱で、テレワーク補助金はテレワーク導入費用の2分の1しか補助されず、予算額はたったの4.5億円です。
本気でテレワーク普及をめざすなら、全額補助(10分の10)でもいい。
全額補助ならば、一気にテレワークは普及し、満員電車はかなり解消されるはずです。
予算を100倍に増やしたって450億円ですからお釣りがきます。
「アイリスオーヤマが10億円の投資で月6000万枚マスクを生産する」との記事を読み、「単純計算で466億円あれば月28億枚生産できる」と書いたところ猛批判されましたが、この表現は466億円がいかに大きな金額であるかをわかりやすく例示したもので、細かい諸条件は全て省略しています。
先月、政府はマスクメーカー13社に5億円の補助金を出して月7億枚の製造体制を作りましたが、そこでお金をけちらずに50億円出していれば、今のマスク不足は起きなかったでしょう。
本日ソフトバンクが「3億枚マスクを作ります」と発表しましたが、先月補助金を出して依頼しておけば、何の問題もありませんでした。
私の投稿にツイッターでは「こんな時に政府を批判すべきではない。野党は黙って協力しろ」という批判が多数寄せられました。
でもそれは違います。
これまでも批判と提案によって、いくつも政策が改善されました。
国民と野党の猛反発で「お肉券」や「お魚券」はなくなりました。
「生活困窮世帯30万円給付金」も複雑な条件が改善されました。
雇用調整助成金も手続きが簡素化され短期間で受給できるようになりました。
国民の皆さんから不満の声が上がり、それを野党が国会の場で指摘して、政策が次々と改善されています。
これからもより良い政策の実現をめざして「批判と提案」を続けていきます。