自分の選挙区(岡山1区)を回りました。

久しぶりに自分の選挙区(岡山1区)を回りました。

特に被害の大きかった御津、牧石、御野、陵南学区を中心に被害の状況を把握し、国(政府)がやるべきことを確認しました。

御津支所では支所長から被害状況をお聞きしました。

御津地区では、
・床上浸水209軒、床下浸水70軒
・土砂崩れ等による道路寸断は県道20ヵ所 市道24ヵ所 農道24ヵ所
・災害廃棄物はほぼ撤去完了
・農作物被害は野菜が一部出ているが、水稲は概ね大丈夫
とのことでした。

実は、水稲はまだ短かったために大丈夫だったそうです。もう少し時期が遅く稲が生育していれば、全滅の恐れもあったとのこと。御津地区はほとんどなかったそうですが、岡山県内では桃やブドウなどの果樹はかなりの被害を受けています。

牧石学区の中でも、牧山地区はかなりの浸水があり、牧山クラインガルデンは2m以上浸水し、管理棟はほぼ全滅となりました。平成10年にもかなりの水害があったのですが、今回はそれを上回る浸水でした(写真の柱の線が平成10年の浸水の高さ)。

平成10年の浸水後、岡山県は10億円かけて築堤を決めたそうですが、厳しい財政のため遅々として進まず、6割完成したところで、今回の災害となりました。「これが完成していれば…」と悔やまれていました。

牧山地区は発災当初は完全に孤立していましたが、まったく報道されず、ヘリコプターで届いた救援物資も段ボール1箱のみだったとの話も聞きました。

おそらくこれは氷山の一角で、岡山県内各地、いや西日本各地で同じような気持ちを頂いた地域はたくさんあったと思います。

政府に申し上げたいのは、東日本大震災とは言いませんが、それ以来の大災害であり、政府はそれに準ずる対応をしているのか?ということです。

FB上でも「ボランティアに頼ることに違和感を覚える」という投稿をよく目にします。「政府はもっと真剣に取り組んで欲しい」ということの裏返しだと思います。

被災地は今なお圧倒的にマンパワーが足りておらず、更にもっとボランティアに来て欲しいのですが、それ以上に政府がもっともっと対応を加速しなければなりません。