周庭氏らの逮捕に断固抗議する!
周庭さん、黎智英さんら香港の民主運動家・ジャーナリストの逮捕に対する「対中政策に関する国会議員連盟(JPAC)」の緊急記者会見に同席しました。
会見には、香港の若者(匿名)や倉田徹立教大学教授はじめ有識者の方々からもコメントを頂きました。
今回の逮捕は、世界人権宣言はもちろん、香港基本法にも保障された表現の自由をはじめとする基本的人権の著しい侵害であり、人権抑圧を続ける中国政府に対して、日本政府は強く抗議すべきです。
これは中国政府が主張する「内政干渉」には当たりません。
1997年の中英共同声明により、香港は50年間、外交・防衛を除く分野での「高度な自治」を維持する「一国二制度」が国際的に約束されています。
今回成立した「香港国家安全維持法」は、香港においても中国共産党の指導による社会主義を適用することを宣言し、「一国二制度」を事実上終わらせるものであり、英国を含む諸外国が「国際公約違反」との声明を出しています。
今回のように、党派を超えて国会議員が声明を出すことは重要で、今後更に賛同者を増やしていかなければなりません。
残念だったのは、急な呼びかけだったとはいえ、出席した国会議員が少なかったことと、それ以上に残念だったのは、記者からの質問がほとんど無かったことです。
香港の若者がコメントの中で「日本で報道されていない事実」を何点か説明してくれました。
今年の1月に香港を訪問した際に、民主運動家の方々が口々に言っていたのは、
「香港政府にコントロールされた大手メディアは真実を全く伝えておらず、それを日本のメディアがそのまま流している」
という点でした。
あれから半年経ち、多少は改善されてきましたが、まだまだ真実の報道が少なく、マスコミの関心も低いと言わざるを得ません。
引き続きこの問題については、一人の国会議員として、声を上げ続けていきます。