総理と記者クラブ官邸キャップとの懇親会
安倍政権が歴代最長となった11月20日に「総理と記者クラブ官邸キャップとの懇親会」が開かれた。開催自体が世界の非常識だが、週刊新潮に報じられたそこでの会話は、事実だとすれば、まさに驚天動地(特に今井秘書官のコメントはひどい)。
私はかねてより総務委員会で、NHKの公共放送としての使命を上田会長はじめ質疑を見ているであろうNHK職員に対して繰り返し申し上げてきた。その甲斐あってか、今回の「桜を見る会」に対するNHKの報道は「権力を監視する」というメディア本来の姿に近づいてきたと喜んでいたのだが、まさかこんな圧力がかかるとは。この国は本当に民主主義国家なのか?この問題はまた総務委員会で取り上げたいが、NHKにはゆめゆめこのような下劣極まりない圧力には屈しないで頂きたい。
安倍首相「この問題、ワイドショーはまだやるのかな?昭恵のことももうやったし、後援会の話も出たからもういいんじゃないのかね。」
今井秘書官「NHKの報道はひどい。だから同時配信はだめだと言われる。1万1000円以上じゃなきゃ出来ないとホテルが言ったのを最初に報じたのもNHK。総理番が毎日細かいことを質問する。細かいことまで総理がわかるわけないのに、袈裟懸けみたいに質問する。あれ、キャップが聞かせているの?」
(注)NHKは総務省に対して同時配信サービスの認可を求めているが、高市総務大臣から止められているという背景がある。