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【欧州出張報告その11(スイスコム)】

【欧州出張報告その11(スイスコム)】

【欧州出張報告その11(スイスコム)】

ジュネーブから鉄道で2時間、スイスの首都ベルンへ。

スイスコム本社を訪ね、シェッピ社長以下幹部の皆さんと意見交換いたしました。

スイスコムは、1997年に民営化(政府の持ち株比率は51%)され、約2万人が働いています。

本年4月には、欧州で初めて5Gサービスを開始し、本年末までに90%の人口カバー率を目指しています。こんなに早く5Gサービスを提供できるのは、2.1Ghz帯については、既存の基地局(4G)をアップグレードすることにより5Gを提供するからだそうです。

5Gは通信データが多いため、4Gに比べてより強力な電波を出さなければならず、基地局の数も増やさなければなりません。そのため、既存の基地局に比べて安価な「マンホール型基地局」を開発し、景観に配慮しながら5G基地局の設置を進めているそうです。

私から、

「周波数オークション制度は、携帯料金の高騰や経営を圧迫しないのか?」

と質問すると、

「スイスのオークションは、公正で迅速な周波数の割当てが目的で、ドイツと違って政府の財源を増やすことを目的としていない。したがって、ドイツのような携帯料金の高騰は起きない。」

との答えでした。

本年2月に実施された5Gオークションは、数週間という短期間で入札が行われ、スイスコムは2.9億フラン(319億円)を支払ったそうです。

「新規事業者は『5年契約で5割引き』といった競争をしかけてくるため、価格は下げられず、データ量は増える一方で、頭が痛い。人員削減やAIの活用によるコスト削減と、携帯電話以外のサービスで収益を上げるしかない。」

とこぼしていたのが印象的でした。

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