【10月26日】高井たかしの政策をおさらい⑥ 防災省(危機管理庁)創設
パンデミック、豪雨、台風などにおける
災害対応(特に初動)が不十分なのは、
政府の危機管理対策の司令塔がいないからです。
現在、国の防災担当機関は、
各省庁からの出向者100名からなる内閣府の一部局のみ。
これに比べ、防災先進国イタリアでは
700名の専任職員からなる「市民保護省」に
48のボランティア団体が常駐し、
災害発生から30分以内に対策会議が招集され、
24時間以内に国・州・近隣自治体が
応援に入る体制ができています。
避難所は被災自治体ではなく近隣自治体が運営を担い、
簡易ベット・トイレ・テントが搬入され、
キッチンカーで調理された温かい食事も提供されます。
難民キャンプ以下と評される日本の避難所とは雲泥の差です。
南海トラフ地震が30年以内に起きる確率が80%の中、
防災対策は待ったなし。
日本も専任職員による「防災省(危機管理庁)」を創設し、
司令塔機能を強化するとともに、
被災者生活再建支援制度の拡充など、
被災者に寄り添った災害支援を行います。