国民民主党「憲法改正に向けた論点整理」まとまる

国民民主党憲法調査会の「憲法改正に向けた論点整理」が取りまとめられました。

山尾志桜里憲法調査会長の「憲法は国民のものである以上、政党の憲法論議においても国民の参加と公開が不可欠」との方針のもと、第1回から第9回まではフルオープン(誰でも参加自由でネットでも生配信)で、「開かれた政党」国民民主党にふさわしい憲法調査会となりました。

パブリックコメントの第一次募集では、わずか4日間にも関わらず、88名から931件もの意見が集まり、10~40代で82%(10代16%、20代19%、30代24%、40代23%)という若い層の方々から多くの意見が寄せられました。

最後の3回は会派に所属する議員間のみの討議でしたが、こちらもかなり白熱した議論が行われました。

私は党に所属していませんが、発言の機会を頂いたので、

「一般参加の皆さんのレベルが高く、その発言には勉強させられることばかりだった。これだけ多くの市民の皆さんが参加し、意見を述べたことによって、これだけの素晴らしい論点整理ができたと思う」

と申し上げ、加えて、

「論点整理に盛り込まれた項目の大半は概ね皆が一致して賛同できる項目だが、『平和主義(憲法9条)』のように意見が分かれ議論がまだまだ足りない項目もある。今後広く国民に問いかける際には分けて示した方がいい」

とも申し上げました。

他の議員からも同様の意見が相次ぎ、とりわけ憲法9条については、改正派・慎重派さまざまな意見が交わされ、議論することの大切さを痛感しました。

山尾志桜里会長による

「憲法を国民の『対立と分断』の契機にするのではなく、『対話と統合』の契機にするために、偏らない立場で論点を抽出し、選択肢を提示し、それぞれのメリット・デメリットを正直に表現することを心がける」

「与党対野党あるいは保守対リベラルといった二元論的な対立から憲法論議を開放し、国民とともに『この国のかたち(Constitution)』を創り上げたい」

とのコメントは全く同感だし、国民民主党の結党宣言にある通り、「思考の多様性こそ問題解決力の源」だと信じ、「国民の良識と判断力」を信じたいと思います。

わずか2ヵ月弱の期間で、49ページにもわたる「論点整理」をまとめ上げた山尾志桜里さんに改めて敬意を表します。

今後、更に精力的に議論を重ね、党としての憲法改正草案を作成し、国会での議論に供し、広く国民の皆さんにお示ししてまいります。

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