風評被害対策について、県庁産業労働部観光課の石井課長からお話を伺いました。
岡山県の観光分野における風評被害対策について、県庁産業労働部観光課の石井課長からお話を伺いました。
岡山県の7~9月分のキャンセル数は2万5千件で被災11府県の中でトップ。被害総額も10億円とこちらもトップ。
7月の県内主要観光施設の利用者数は対前年比3割減で、8月になってやや持ち直したものの、依然として1割5分減となっています。
岡山県が県単独事業として8月3日に全国に先駆けて打ち出した「宿泊クーポン」は好評で、1時間で売り切れたそうです。8月20日からは規模を5倍に増やした(2万人の利用を想定)第二弾を販売中です。
さらに国の補正予算で実施する第三弾「ふっこう周遊割」。当面8月31日(金)から11月30日(金)までの3ヵ月間ですが、国(観光庁)が示している「2県以上・2泊以上」という「周遊」条件がかなり厳しく、また申請手続きも煩雑なため、個人旅行者には難しく、ツアー会社に期待するしかなさそうです。
石井課長も、
「観光旅行の平均宿泊日数は1.63日であり、岡山と広島、愛媛の周遊は必ずしも定番ルートとは言えず、苦戦しそう。あまり贅沢を言える立場ではないが、国(観光庁)はもう少し配慮して欲しかった。」
「熊本地震の時の『ふっこう割』は何の条件もなく使いやすかった。申請手続きも簡便で個人旅行者も活用しやすかった。なぜ今回そうならなかったのか、国(観光庁)からは明確な説明はない。」
とのことで、戸惑っておられました。
先日、観光庁に対しては、菅官房長官の発言(「熊本と同じ『ふっこう割』を必ずやる」)も伝え、改善を求めていますが、改めて現場の切実な声を伝えたいと思います。
岡山県内の宿泊施設への説明会は、
9月3日(月)14時~コンベックス岡山「国際会議場」
4日(火)14時~津山鶴山ホテル「鶴の間」
ですので、ぜひ関係する方は足を運び、具体的な要望事項をお伝えください。
私宛にもメッセージを頂ければ、改善に向けて全力を尽くします。