民進党「待機児童対策PT」にて、厚生労働省と「保活」経験者の方々からヒアリングを行いました
民進党「待機児童対策PT」にて、厚生労働省と「保活」経験者の方々からヒアリングを行いました。
厚労省の「待機児童数調査に関する検討会」は、待機児童の定義見直し方針を打ち出しました。
現在、「隠れ待機児童」は全国に6万7千人おり、このうち「特定の保育所を希望しても入れずに、遠くにある保育所に通っている児童」等が3万6千人いますが、こうした児童も待機児童に加えようとするものです。
「保活」経験者の方々からは、
〇3人兄弟だが、別々の保育園に預けている。
〇片道45分かけて保育園に預けている。
〇世田谷区の倍率は30倍。兄弟がいる子どもが優先で、一人目から入るはまず無理。
〇1歳児からは倍率が高くなるため無理して0歳児から預けている。そのために育休を取れず、身体の負担も大きい。
〇市町村の境を超えて保育園を探したい。保育の管轄を都道府県としてほしい。
〇税金を使うなら、施設整備ではなく、保育バウチャーなど直接支給してほしい。
〇フリーランスの保活は難しい。申請手続き等を簡便化してほしい。
〇「申請条件が変わるので1月に転職するな」と言われるが、求職は1月が多い。
等々の様々な不満の声が上がりました。どれも切実な問題で、最後に発言された方の「当たり前に働いて、子ども産んで、育てるだけなのに、なんでこんな苦労しなければならないの?」という言葉がとても重く突き刺さりました。
改善するのは政治の役割です。