東日本大震災から6年が経ちました

東日本大震災から6年が経ちました。

今でもはっきり覚えています。金曜日の午後2時46分。岡山県議選の応援に駆け付けるため、岡山へ帰る新幹線の中でその時を迎えました。熱海付近のトンネルの中で新幹線は止まり、数時間、暗闇の中で電車は動きませんでした。8時間後岡山に着いて初めて、テレビの映像を見ました。これが現実の出来事であることがしばらく理解できませんでした。

その後数か月間は、国会議員でありながら、何もできない自分の無力さにしばらく悩み続けました。

でも、今自分ができることをやるしかない。そう思いなおして、6年が経ちました。

今、私ができることは、二度とあの原発事故を起こさないようにすることです。地震、天災はいつか必ずやってきます。これはどうすることもできません。でも、原発事故は、人間の力で起こさないようにすることはできます。

映画「太陽の蓋」を観て、改めて、あの福島第一原発事故が、あれだけで収まったのは奇跡としか思えません。官邸における瞬時の決断や福島第一原発の現場で命がけで働いた人たちのおかげで、今かろうじて東日本は無事です。

でも福島の人たちは、今なお苦しみ続けています。避難者の住宅支援を打ち切るなどとんでもない。なぜそんなことができるのでしょうか?あの時の助け合いの心はもう忘れてしまったのでしょうか?

「3.11」はもう一度原点に帰る日です。あの日犠牲になった多くの人たちの死を無駄にしないために、絶対に「原発ゼロ社会」を実現することを固くここに誓います。