予算委員会で質問に立ちました
予算委員会で質問に立ちました。
党からの指示により、質問のテーマは「天下り」。
「天下り」はなぜ問題なのか?
たくさん問題がありますが、最大の問題は「税金のムダ遣い」につながるからです。天下り先を確保するために、本来の必要性とは別に組織を温存したり、新設したり、必要でない事業に税金が投入されるからです。
文部科学省の天下りが問題になっていますが、10年前の国家公務員法改正による現行「天下り規制」がそもそも機能せず、有名無実化しており、霞が関全体の問題です。
単なる批判ではなく対案を示すことが重要であり、私からは、天下り規制を厳格にするために、「退職後5年間の利害関係企業等への再就職の禁止」と「刑事罰の適用」(現行制度は懲戒処分のみのため、退職者が違反しても全く罪に問われません)を提案しました。
併せてこの問題は、早期退職勧奨(いわゆる「肩たたき」)を生み出す公務員の人事制度そのものを見直さなければ解決しないことも指摘しました。
ここ数年、政治がノーチェックだった天下りの問題に対して、今回の事件を契機として、抜本的に取り組まなければなりません。この問題は当事者である政府(行政府)に任せていては「お手盛り」となってしまいます。与野党を超えて政治(立法府)がしっかりと改善策を示すことが重要です。