倉敷市真備町の避難所となっている岡田小学校へ伺いました。
倉敷市真備町の避難所となっている岡田小学校へ伺いました。
現場責任者の校長先生と避難者を代表する町内会長さんからいろいろとお話を伺うことができました。
「今一番必要なものは何ですか?」の問いに、2人とも口を揃えて「テレビです」との答えでした。
多くの避難者が寝泊まりする体育館にはテレビがありません。全国民がテレビのニュースで真備町の状況を知っているのに、一番知りたい避難者は全く知ることができません。
岡山市の被災地を回った際にも、
「避難所にテレビがないから家に戻った。情報がないことが一番不安。」
と何人もの方から言われました。テレビが理由で避難所に行かない人が大勢いたとすれば、看過できない問題です。
岡田小学校のテレビ設置は倉敷市に要望しているが、なかなか実現しないそうです。確かに倉敷市は今てんやわんやできめ細かな要望には対応できないのでしょう。
こんな時こそ県の出番だと思い、すぐに県庁を訪問。1分でいいので知事に会わせて欲しいとお願いし、伊原木知事と佐藤副知事にそれぞれ岡田小学校の現状をお伝えしました。
知事からは
「今は非常事態ですから、本来は市が設置するのが筋ですが、そんなことは言っていられません。私の責任でやります。」
とおっしゃってくれました。
岡田小学校に限らず、県内には避難所がまだ相当数あります。テレビがない避難所には早急にテレビを設置し、いずれは全ての避難所(小学校の体育館が多い)にテレビを設置すべきです。
これは全国に言えることです。今後の防災対策の重点事項と位置づけ、実現に向けて取り組みます。