憲法53条違反国家賠償訴訟が記事になりました

本日発売の「週刊金曜日」で、私の憲法53条違反国家賠償訴訟が記事になりました。

この記事にある通り、全国各地で国会議員が提訴し、違憲判決を出す地裁が増えることを期待したいと思います。

ところで、本件提訴後に一部の方から、「なぜ110万円の損害賠償請求なのか?」「なぜ堂々と違憲訴訟で闘わないのか?」「お金が欲しいのか?」などの批判を受けました。

本件は、弁護団や憲法学者の皆さまともよくよく相談したのですが、こういう形でしか提訴できないのです。我が国には、憲法裁判所がないため、「憲法違反そのものを問う」訴訟はできません(「違憲審査権は付随的審査に限られる」というのが最高裁の判例です)。

仕方なくこういう形の訴訟となったのであり、110万円が欲しいわけではありませんので、誤解なきようにお願いします。

(なお、最初は10万円だったのですが、これでは弁護士費用も賄えず、また弁護団から「国会議員の98日間の仕事が10万円では安すぎる」とのご指摘でこの金額になりました。勝訴の暁には、しかるべきところへ寄付したいと思います。)