予算委員会で「東シナ海のタンカー沈没事故の影響」について質問しました
予算委員会で「東シナ海のタンカー沈没事故の影響」について質問しました。
タンカーの衝突事故があったのは1月6日ですが、政府が本件についてコメントを発表したのは2月9日。私が2月7日の予算委員会で取り上げること伝えるまで何ら発表はありませんでした。
本件の最大の問題は、担当省庁がたくさんありすぎて、責任を持って対応する省庁が決まっていないことです。
質問の事前通告レクに来た省庁は、
内閣官房副長官補室(危機管理担当)
(海上保安担当)
内閣府食品安全委員会事務局
総合海洋政策推進事務局
国土交通省海上保安庁警備救護部
海上保安庁海洋調査部
環境省自然環境局
水・大気環境局
農林水産省水産庁増殖推進部
9部署から20名以上が集まりました。
予算委員会では、海上保安庁長官から、
「22の島で油状のものが漂着しているのが確認され、一部の成分がサンチ号沈没付近の海面に漂着していたものと類似することが判明しましたが、全体は分析に時間がかかります」
との答弁でしたが、この近辺で他に沈没した船などなく、原因は明らかです。
また、「日本沿岸海域へどのような影響が及ぶと予測しているのか?」と質問しても、誰も答えようとせず、顔を見合わせる始末。
「結局どこが責任を持っているのかわからない。今後、同じような災害はいつ起こるか分からず、今回を教訓にして、責任を持って影響予測を行い、対応する組織を整備すべき。」
と申し上げました。