犬猫殺処分ゼロを目指して
動物愛護法改正までの道のり
高井たかしは「犬猫殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟」の役員として、3年間動物愛護法改正に取り組んできました。
その過程をまとめ、こちらのページでご紹介しております。
高井たかしはこれからも「動物と人に優しい日本の実現」に向けて活動を続けてまいります。
年 表
2014年>>>
8月28日 設立準備
2015年>>>
2月12日 設立総会
7月6日 第2回総会 団体等からのヒアリング
9月24日 第3回総会 環境省への申入れ
2016年>>>
11月21日 第4回総会 2012年改正の概要と今後の課題
2017年>>>
2月22日 第1回PT 今後の活動計画
3月9日 第5回総会 環境省への申入れ、自治体アンケート
3月23日 第2回PT ①動物販売業
4月3日 第3回PT ②オークション市場
4月17日 第4回PT ③ペット流通の実情
4月24日 第5回PT ④8週齢規制
5月8日 第6回PT ⑤動物取扱業者の取締り
5月15日 第7回PT ⑥マイクロチップ
5月22日 第8回PT ⑦動物繁殖業
5月29日 第9回PT ⑧移動販売、インターネット販売
6月5日 第10回PT 中間取りまとめ
6月12日 第6回総会 中間取りまとめの報告
11月16日 第7回総会 活動報告
12月6日 第11回PT ⑨多頭飼育、動物虐待
2018年>>>
1月23日 第8回総会 活動報告
1月29日 第12回PT ⑩動物虐待事犯の取締り、罰則
2月5日 第13回PT ⑪自治体の収容施設
2月19日 第14回PT ⑫犬猫の不妊去勢手術
3月2日 第1回役員会
3月9日 第2回役員会
4月23日 第3回役員会
4月26日 第4回役員会
5月16日 第15回PT 法改正のポイントについての議論
5月30日 第5回役員会
6月12日 第6回役員会
7月11日 第9回総会 取りまとめ案の報告
8月3日 第1回条文化作業 飼養施設の数値基準
8月10日 第2回条文化作業 8週齢規制
8月22日 第3回条文化作業 許可制等への引き上げ
9月6日 第4回条文化作業 8週齢規制
9月7日 第5回条文化作業 取消し等の取締りの強化
9月11日 第6回条文化作業 虐待の防止、自治体の収容施設
9月12日 第7回条文化作業 罰則の強化
9月19日 第7回役員会
11月1日 第8回条文化作業 第二種動物取扱業
11月2日 第9回条文化作業 展示動物・特定動物
11月5日 第10回条文化作業 実験動物、畜産動物
11月9日 第11回条文化作業 マイクロチップ、虐待の防止
11月21日 第8回役員会
11月26日 第9回役員会
11月30日 第10回役員会
12月11日 第10回総会 骨子案の報告
2019年>>>
1月23日 第11回役員会
2月20日 第12回役員会
3月15日 第16回PT ⑬実験動物
3月25日 第13回役員会
4月12日 第14回役員会
4月26日 第15回役員会
5月15日 第17回PT 骨子案の修正についての議論
5月22日 第11回総会 改正案の報告・承認
6月12日 ★動物愛護管理法改正成立★
6月19日 第12回総会 動物愛護法改正案成立の報告、今後の活動方針
日 記
2015年> 2016年> 2017年> 2018年> 2019年> 2020年>
2015年
6月28日
近々国会で、犬猫の殺処分ゼロについて質問しようと思っています
近々国会で、犬猫の殺処分ゼロについて質問しようと思っています。
「政府にここを問いただして!」とのご提言ありましたら、是非教えてください。
7月2日
世界50カ国で動物愛護活動を行っている国際動物福祉基金(IFWA)の方々が私の部屋を訪ねてくださいました
世界50カ国で動物愛護活動を行っている国際動物福祉基金(IFWA)の方々が私の部屋を訪ねてくださいました。
日本における動物愛護活動の役に立ちたいということでしたので、近々国会で質問する旨をお伝えしたところ、「動物愛護議員連盟には多くの国会議員が参加しているが、国会で質問までしてくれる議員は少ないので、ありがたい。ぜひ応援したい。」とのありがたいお言葉を頂きました。諸外国に比べて、我が国の動物愛護法制はまだまだ遅れていますので、力を尽くしてゆきたいと思います。
7月10日
動物愛護センターに視察に行ったことなどをブログで報告したところ、激励のコメントを添えた友達申請がありました
動物の殺処分ゼロを実現するため、近々国会で質問することを表明し、動物愛護センターに視察に行ったことなどをブログで報告したところ、300名を超える方にシェアをしていただき、100名を超える方から、激励のコメントを添えた友達申請がありました。あらためて、動物を愛する方々の思いの強さを感じました(他の政策でこんなに盛り上がったことはありません)。
今、FBをやっている国会議員はかなりいます(私とも数十名の国会議員がFBでつながっています)ので、ぜひFBで皆さんつながっていただき、声を挙げてください!皆さん一人ひとりが行動すれば、殺処分ゼロをはじめとする「動物愛護」「動物福祉」は必ず実現できます。あきらめずに、粘り強く頑張りましょう!!
コメントをくださった全ての方にお返事できていませんが、この場を借りて、御礼を申し上げます。
7月19日
先週の岡山県政懇談会に続き、本日は岡山市政懇談会に出席しました
先週の岡山県政懇談会に続き、本日は岡山市政懇談会に出席しました。岡山市長以下市役所幹部と市議会幹部と、岡山市関係国会議員との意見交換会です。
私は2年前に今の大森市長と市長選挙を闘った間柄ですので、そのことを前提に以下の6点について申し上げました。
①2年前の市長選挙、私の最大の公約は「中学校3年生までの子ども医療費無料化」(当時、岡山市は小学校入学前までで、全国で最も遅れていた)でした。私に託された56371票(当選した大森市長は76487票)の有権者がそれを望んでいるはずであり、ぜひ実現して欲しい。
②そのための財源は情報システムの効率化で捻出できる。岡山市の情報システム運用コストは年間30億円弱。このうち3割を削減すれば、年間9億円を生み出すことが可能(先日閣議決定された国の成長戦略で3割削減方針は出ている)。
③2年前の大森市長の1番目の公約が「中心市街地の回遊性を高めること」だったはず。ならば、県庁通り・西川緑道の歩行者天国化は必ずやり遂げて欲しい。市長の最大の公約を県警が止めるなど本来あってはならず、断固県警と闘って欲しい。
④昨日の台風では大丈夫であったが、4年前の台風12号では笹が瀬川が氾濫し、多くの市民が避難を余儀なくされた。県と連携して一日も早く笹が瀬川改修工事を完了して欲しい。
⑤東日本大震災からの自主避難者の数は西日本一。なのに県は住宅支援を打ち切るという。国は再来年まで延長する方針であり、岡山市は少なくとも国よりは支援を続けて欲しい。
⑥犬猫の殺処分ゼロを宣言して欲しい。神奈川県や熊本市はゼロ宣言で全国から拍手喝采を浴びている。小さないのちを守れずに、大きないのちは守れないという姿勢で市政に望んで欲しい。
大森市長の答弁は、②~⑥は前向きに受け止めていただきましたが、①については「小学校6年生まで1割負担」という大変不十分な答えでした。財源は②の方法を実施すれば調達可能です。国(政府)では民間からCIO(最高情報責任者)を招き、既に実現しています。ぜひこの点はこれからもしつこく要求していきます。
7月19日
本日も猛暑ですが、11月のおかやまマラソン(フルマラソン)出場に向けて、マラソン街宣を行いました
本日も猛暑ですが、11月のおかやまマラソン(フルマラソン)出場に向けて、マラソン街宣を行いました。本日は国道30号線沿いを8km走りました。
ランニング途中、「犬猫殺処分を減らす嘆願書」の署名を集めている方に呼び止められ、しばらくお話を伺いました。今日もこの猛暑の中、サウスヴィレッジで署名を集めているそうで、既に1000名以上の署名が集まっているとのこと。私も署名集めに協力することと、岡山県知事に必ず渡るように取り計らいますということをお約束しました。
ぜひ「署名するよ!」「署名集めるよ!」という方は、ぜひご一報ください。100枚預かっていますので、ご協力宜しくお願いします。
7月24日
本日、動物愛護に関する国会質問に備え、環境省の動物愛護管理室長に説明に来てもらいました
本日、動物愛護に関する国会質問(安保法案の強行採決で国会がストップしているため、いつになるかわかりませんが…)に備え、環境省の動物愛護管理室長に説明に来てもらいました。
① 動物愛護センターへの引取り希望の数と理由内訳
② 引取り拒否の数と理由内訳
③ 殺処分にかかる費用(麻酔薬による安楽殺と比べてどうか)
④ TNR促進の取組みと予算
⑤ 8週齢規制の附則が撤廃される時期(科学的根拠の方式は?)
⑥ 次の動物愛護法改正(2018年)に向けての準備状況
等々について説明を受けました。
一昨年の動物愛護法改正以降、確かに犬猫の殺処分数は減っていますが、これは動物愛護センターが引取りを拒否できることになった結果であり、引取りを拒否された犬猫がその後どうしているのか、追跡できていないことは問題です。警察も、法改正により「動物の遺棄は100万円以下の罰金」となったことを、現場レベルまできちんと周知されているのか疑問です。(環境省と警察庁との連携が十分行われていないように感じました。)
真に殺処分を減らすためには、引取りを拒否するだけではダメで、ボランティアの力を借りて、譲渡を進める必要があります。岡山県動物愛護センターでは、日曜日11~12時にのみ譲渡会を行っていますが、これでは不十分で、土日は終日開催することや、ホームページをもっと活用するなど、まだまだ譲渡を進める方策はあるはずです。
動物愛護管理室長が言ったひとこと「動物愛護センターは、殺処分ではなく譲渡する場にしたい」は、まさにその通りで、そう思っているなら、それを実現するための政策を全力で実行して欲しい!と強くお願いしました。
更に勉強会を重ねて、来るべき国会質問に備えたいと思います。
(※本日の模様は動画でも撮影してありますので、後日アップします。)
8月5日
本日、とっても嬉しいことに、私の動物愛護活動を知った学生さんが、議員会館の私の部屋を訪ねてくれました
本日、とっても嬉しいことに、私の動物愛護活動を知った学生さんが、議員会館の私の部屋を訪ねてくれました。
彼女は子どもの頃から、動物のいのちを守る仕事につきたいと願い、最初は獣医師を目指していたそうですが、米国留学中に、街中いたるところで、NPO団体が犬猫の譲渡会を行っている姿や、ペットショップではレジで簡単に募金を募るシステムがあるのを見て、こういう仕組みや制度を日本に導入する仕事をしたいと思うようになり、それを実現できるのは政治ではないかと思い始めたところで、私のFBを見て、「これこぞ私がやりたいと思っていた仕事だ!」と訪ねてきてくれたのです。
明日からタイに1年間留学に行ってしまうそうですが、タイでの1年間で更に成長して帰ってきた際には、一緒に動物愛護運動に取り組みましょう!できれば政治の道を志して欲しいなと思います。
8月6日
明日の内閣委員会で今国会通算28回目の質問に立ちます
明日の内閣委員会で今国会通算28回目の質問に立ちます。
今回は、
(1)年金情報漏えい事件を受けてのサイバーセキュリティー基本法改正
(2)マイナンバー制度の課題(大手ベンダーの見積もりが予算額を大きく上回っている問題、マイナンバー対応済の企業はわずか3%という問題)
(3)犬猫の殺処分ゼロを含めた動物愛護政策
の3点について、山口IT担当大臣や山谷国家公安委員長、北村環境副大臣、小泉内閣府政務官等に質問します。
特に、皆さんからご要望の強い「動物愛護政策」については、
①犬猫の譲渡を進めるNPOをもっと支援すべき
②動物の遺棄・虐待を防ぐためのアニマルポリスを設置すべき
③3年後の動物愛護管理法改正に向けての環境省の取組み
等について、質問します。
8月7日(金)15時40分~16時10分まで、インターネットで生中継されます(録画でも視聴できます)ので、ぜひご覧ください!
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php
8月5日
本日の内閣委員会で「動物愛護」について質問いたしました
本日の内閣委員会で「動物愛護」について質問いたしました。
冒頭、この問題がいかに国民的関心が高いか知ってもらうために、私が動物愛護センターを視察した話をFBに投稿したところ、800以上のシェアがあったことをお話したところ、一同から驚きの声があがりました。
動物愛護センターで見た犬猫の殺処分の残酷さ(ベルトコンベアーで運ばれた犬猫が殺処分機へ入れられ、炭酸ガスで窒息死させられるが、窒息死できない犬猫は生きたまま火葬される)についてもお話したところ、こちらも一同から驚きの声があがりました。
本日は質問時間が短かったため、以下の3問だけ質問しました。
①犬猫の殺処分を減らすためには、NPO等による「団体譲渡」が重要。NPOの活動を支援しやすくするため、NPO法第2条別表に「動物福祉の推進を図る活動」を加えるべき。ドイツでも憲法に「国は、動物を保護する」と規定されており、法律に位置づけられることは重要。
②動物の殺傷・虐待・遺棄は「2年以下の懲役・200万円以下の罰金」という犯罪。しかし現場の警察官がそのことを知り、取締りを行っているか大いに疑問。米国や英国では「アニマルポリス」が活躍している。昨年日本でも初めて兵庫県にアニマルポリスホットラインが設置されたが、その成果はどうか?他都道府県でも設置の動きはないのか?警察として今度どのように取締りを行っていくのか?
③2013年9月の動物愛護法改正では不十分。8週齢規制は附則で骨抜きになり、飼養管理基準も決められなかった。生体小売販売(ペットショップ)規制も不十分。3年後の法改正でこうした課題を解決すべきであるが、環境省としてどのような準備をしているか?
いずれも十分な回答を得たとは言いがたいですが、まずは第一歩。引き続き、実現するまで、しつこくしつこく質問を続けます。
ちょっと嬉しかったのは、将来の総理候補No1の小泉進次郎政務官から「15年間長生きしてくれたラブラドールを飼っていたので、高井先生の気持ちはよくわかります。」との答弁が返ってきたので、一筋の光明が見えた気がします。
8月20日
岡山県動物愛護センターのHPが改善されたとの報告を頂きました
岡山県動物愛護センターのHPが改善されたとの報告を頂きました。
先日、岡山県政懇談会で伊原木岡山県知事にご提案申し上げたことが功を奏したのかどうかはわかりませんが、一歩前進したようで何よりです。
でも、まだまだ道半ば。これからも引き続き頑張ります!
8月26日
日曜日、NPO犬猫みなしご救援隊とにゃんともライフが実施したTNR活動を見学してきました
日曜日、NPO犬猫みなしご救援隊とにゃんともライフが実施したTNR活動を見学してきました。
TNRとは、Trap(捕獲)・Neuter(不妊手術)・Return(戻す)の意味で、「犬猫の殺処分ゼロ」を実現するために不可欠な活動です。猫は一度に5~7匹の子猫を産み、1年に3回出産することができるため、繁殖のスピードが早く、どうしても不妊去勢が必要です。
NPO犬猫みなしご救援隊の中谷代表からいろいろなお話を伺うことができました。獣医師の山口先生とともに、全国をバスに乗って飛びまわり、ボランティアでTNR活動を続けていらっしゃるとのこと。本拠地の広島市では、動物愛護センターから、年間1500匹の猫の全頭引き出しを行い、殺処分ゼロを実現しています。やっぱり「動けば変わる」です。
にゃんともライフはじめ、多くのボランティアさんが、夜を徹して捕獲した50匹以上の猫に対して、山口先生によって次々と不妊手術が行われていきました。不妊去勢された猫には、その目印として耳カットを行います。その形が花びらのようになるため、別名「さくらねこ」と呼ばれています。こうした活動に疑問を感じる方もいるそうですが、「犬猫を殺さない社会」を実現するためには、どうしても必要な活動です。
ほとんどの方が徹夜とのこと。本当に頭が下がります。私はそこまでできませんが、私にできることを少しでもお手伝いしてゆきます。次の国会質疑でさっそく取り上げたいと思います。
8月27日
本日の総務委員会で、今国会通算29回目の質疑に立ちます
本日の総務委員会で、今国会通算29回目の質疑に立ちます。
① サイバーセキュリティ
② マイナンバー
③ 郵政
④ フィンテック
⑤ 動物愛護
の5問について、高市総務大臣はじめ総務省幹部に質問する予定です。
特に、「④フィンテック」と「⑤動物愛護」は、総務委員会で取り上げるのは、おそらく私が初めてだと思います。
両方とも重要なテーマで、一人でも多くの国会議員に知ってもらいたいため、あえて所管外の総務委員会で取り上げることにしました。
質疑の模様は、インターネットでライブ中継されます(録画でも視聴可能です)。
私の出番は10時40分~11時15分の予定です。
ぜひご覧ください。
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php
8月27日
超党派の国会議員で立ち上げた「犬猫の殺処分ゼロを目指す動物愛護議員連盟」メンバーで、望月環境大臣に要請書を持って行きました
超党派の国会議員で立ち上げた「犬猫の殺処分ゼロを目指す動物愛護議員連盟」メンバーで、望月環境大臣に要請書を持って行きました。
要請書は、
・ 動物愛護センター施設の充実に向けた補助金
・ 地域猫対策への公的支援
・ 8週齢規制の確実な実施
・ 生体小売業のビジネスモデルの抜本的な転換
・ 動物虐待への対策強化
・ ペットオークションの廃止等の検討
・ 悪質な動物取扱業者に対する取締りの強化
・ 引取拒否の趣旨の徹底
等々多岐にわたります。
いよいよ来週火曜日、本丸の「環境委員会」で、動物愛護について集中的に質問に立つ予定です。この要請書の項目を中心に質問するつもりですが、「これはぜひ質問すべき!」という事項があれば、ぜひ教えてください。
8月28日
昨日は久しぶりに総務委員会で質問に立ちました
昨日は久しぶりに総務委員会で質問に立ちました。
今回質問した「フィンテック」は、ファイナンシャル(金融)とテクノロジー(技術)を掛け合わせた造語で、これまで国会(財務金融委員会)で1回だけ質問されたことがありますが、総務委員会では初めて質問でした。「金融庁に任せていては、どうしても銀行主導になる。ITを所管する総務大臣が主導し、ITベンチャーが主役の政策にしてほしい」と提案し、高市総務大臣からも前向きな答弁を引き出しました。
また、ライフワークとなりつつある「動物愛護」についても質問しました。殺処分機による犬猫殺処分の悲惨な実態を一人でも多くの国会議員に知ってもらうため、いろいろな委員会で質問しようと考えており、これも総務委員会では初めての質問となりました。高市総務大臣からは、「環境省が取組む『犬猫のいのちを守るプロジェクト』には共感しています」とのコメントがあり、「(動物愛護センターを運営する)地方自治体を応援するため交付税措置(財政支援)をしっかり行う」との前向きな答弁を引き出しました。
これまで政治の世界では光が当たってこなかった問題について、これからも取り上げてゆきたいと思います。ぜひこんなテーマも取り上げて欲しいという提案がありましたら、メッセージをください。お待ちしております。
※質問に熱が入りすぎて、つい身振り手振りが大きくなっています(笑)。
8月29日
要請書の全文が掲載されていますので、シェアします
要請書の全文が掲載されていますので、シェアします。
http://blogos.com/outline/130556/
9月1日
いよいよ本日、「犬猫の殺処分ゼロと動物愛護の実現」について、本丸の環境委員会で質問に立ちます
いよいよ本日、「犬猫の殺処分ゼロと動物愛護の実現」について、本丸の環境委員会で質問に立ちます。
以下の項目について、望月環境大臣をはじめ環境省幹部に対して、30分間みっちり質問します。
○ 地域猫活動への支援
○ 迷子の犬猫対策(マイクロチップ義務化)
○ 動物愛護センター施設整備の財政支援
○ 劣悪な繁殖、飼養環境の改善
○ 動物虐待をなくすための取組み
○ 悪質なペットショップの取締り強化
○ ペットオークションの廃止
最後に、先日、望月環境大臣が「犬猫の殺処分ゼロを目指す」と明言されたので、「いつまでに、どうやって、殺処分をゼロにするのか」をはっきり答えてもらおうと思います。
私の出番は、午後2時10分~2時40分の予定です。
インターネットで生中継されますので、よかったらご覧ください。(録画でも視聴できます)
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php
9月3日
環境委員会で、「犬猫の殺処分ゼロと動物愛護の実現」について、望月環境大臣、北村副大臣に対して質問しました
環境委員会で、「犬猫の殺処分ゼロと動物愛護の実現」について、望月環境大臣、北村副大臣に対して質問しました。私は環境委員ではないので、この日だけ同僚議員に替わってもらい、質問に立たせてもらいました。
せっかくのチャンスなので、質問の前に、「なぜ殺処分ゼロをめざすのか」について、環境委員会所属の全国会議員に聞いて欲しいと思い、お話させていただきました。動物愛護センターで見た殺処分の悲惨な現状(ベルトコンベアーで運ばれた犬猫が殺処分機に入れられ、炭酸ガスで窒息死させられるが、死に切れない犬猫は生きたまま火葬される)、地域猫活動のために全国を飛びまわるNPOやボランティアが徹夜で猫を捕獲し、不妊去勢手術を行うTNR活動を見学した話、「猫の島」と言われる岡山県笠岡市真鍋島の話、ピースワンコジャパンの活動で有名な広島県神石高原町の話等々、私(及び秘書)が具体的に体験した話をさせていただきました。殺処分の悲惨な実態を知らない国会議員がほとんどで、質問後、多くの議員から、「知らなかったよ。何とかしないといかんな。」と声をかけられました。
また、動物愛護センターでの殺処分の話をFBに投稿したところ、シェアが900を超えたことも紹介すると、多くの議員から「それはすごい!」と声が上がりました。動物愛護以外で、これほどシェアやいいね!がある政策課題はありません。シェア900は、「殺処分ゼロ」が国民的関心事であることを客観的に示す数字です。これからも、一人でも多くの議員に伝えて、動物愛護に関心を持ち、殺処分ゼロに向けて取組んでもらおうと思います。
質問は、「地域猫活動に対する地域住民への普及啓発とTNR活動に対する財政支援をすべき」「マイクロチップ・迷子札を義務化し、財政支援すべき」「動物愛護センターを増設するための予算を増やすべき」「NPO等による団体譲渡を増やすべき」「悪質な動物取扱事業者の取締り強化や飼養管理基準の数値化などにより、劣悪な飼養環境を改善すべき」等々の質問をしました。
最後に、先日、動物愛護議員連盟で要請書を持参した際、望月大臣が「殺処分ゼロは必ず実現する」と明言されたので、「いつまでにどのように実現するのか」を問い質しました。残念ながら、大臣からは具体的な答えはありませんでしたが、私から、「大臣は先日『2020年東京オリンピックで来日された動物愛護先進国の方々から、日本が遅れていると思われないように、努力したい』と発言された。遅くとも2020年までには必ず殺処分ゼロが実現できるようにリーダーシップを発揮して欲しい。」と申し上げたところ、大臣は大きくうなずいてくれました。
環境省に確認したところ、持ち時間の全てを動物愛護問題だけ質問した国会議員は近年例がないとのこと。殺処分ゼロへの取組みは、まだまだこれからですが、大きな第一歩を踏み出せたと思います。これからも環境省を巻き込みながら、「犬猫の殺処分ゼロと動物愛護の実現」を目指して、全力で取り組みます。応援宜しくお願いいたします。
9月5日
岡山クレドで開催中の「トークセッション:野良猫の未来を考える」にゲストスピーカーとして参加してきました
岡山クレドで開催中の「猫の祭典2015」で行われた「トークセッション:野良猫の未来を考える」にゲストスピーカーとして参加してきました。
主催者である「スマイル☆プロジェクト」清水さんのコーディネートの下、犬猫の譲渡活動を行っている「NPO法人わんぱーく」茶本代表と、岡山市保健衛生課武本主任とともに「地域猫活動」について話し合いました。
私からは、先日の国会質問の模様や、3年後に控えた動物愛護法改正等について、お話いたしました。地方自治体が主役の「地域猫活動」ですが、国の制度や財政上の支援がまだまだ必要だなと痛感しました。
50名を超える皆さんが1時間以上にわたって熱心に聴いてくださいました。やっぱり、動物愛護活動家の皆さんは、アツい!
9月24日
「犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟」総会に出席いたしました
「犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟」総会に出席いたしました。
先日(8月27日)、望月環境大臣に提出した要請書の内容を、今後どのように実現していくかについて議論を闘わせました。
私からは、
「今国会、環境委員会、内閣委員会、総務委員会の3委員会で質問したが、犬猫の殺処分の現状について正しく理解している国会議員は驚くほど少なく、この議員連盟の議員が率先して委員会で取り上げるべき。FBでシェアが900を超えていると伝えると、その反響の大きさに国会議員は皆一様に驚く。この問題が国民的関心事であることを、政治家に浸透させることが何より大事だ。」
と発言しました。
この問題を1国会で3回も質問した国会議員はおそらく過去にも他にいないと思います。政府に要請することも大事ですが、立法府の国会議員に賛同者を増やすことが大事です。
これからも声なき声を届ける役割を果たしてまいります。
10月29日
長年にわたり動物福祉活動に携わってこられた方々と、定期的に打合せを重ねています
長年にわたり動物福祉活動に携わってこられた方々と、定期的に打合せを重ねています。
やらなければならないことは山ほどあるのですが、全てをやろうとすると、全てができなくなるので、できることから一つ一つ解決してゆこうという結論に達しました。
例えば、「マイクロチップの義務付けや鑑札の徹底」は予算が無くてもできるはずだし、「飼養管理基準」を厳しく定めれば、悪質なペットショップ業者も排除できます。動物愛護センターに収容されている犬猫の譲渡先を探すことも、自治体がもう少し広報に力を入れて取組めば改善できます。
こうしたことを一つ一つ実現するために、まずは「国会議員有志による勉強会」を始めようということになり、さっそく、その準備に取りかかります。
3年後にせまった動物愛護法見直しが、最大のチャンスなので、その時までにしっかり準備を進めたいと思います。皆さんもぜひ応援してください!
11月7日
今夜22時~「ニコ生放送」やります
今夜22時~「ニコ生放送」やります。
あらかじめ質問を受け付けたところ、以下の5つの質問を頂きました。この回答を中心に30分間放送します。ぜひご視聴ください!
NO1.維新の党はどうなって高井さんはどうするのか?
NO2.犬猫殺処分問題を何とかしたいです。声をあげられない動物たちのために、 私は署名活動と啓蒙活動を行います。
NO3.財務省が3万7千円の教員削減案や大学の授業料を40万円値上げすることを提案していますが高井さんはどう思われますか?
NO4.高井さん!クロ現終わっちゃいますねーーーモミーに一言お願いします(*´∀`*)
NO5.高井先生はマイナンバーについてどう思われますか?国民はいまいちメリットを感じてないようです。私も必要ないと思います。
https://www.facebook.com/takashi.takai.okayama/?fref=ts
11月18日
犬・猫の殺処分ゼロについて
先日アップした動画のオープニング曲の音が大きすぎるととの指摘を受けて、修正したところ、もともとの動画が表示されなくなってしまいました。この動画、なんと100名以上の方にシェアされていたので、大変ご迷惑をおかけしました。大変申し訳ありませんが、シェアして頂いた方は、再度こちらの動画をシェアして頂ければ幸いです。お手数おかけしますが、どうぞ宜しくお願いいたします。https://www.youtube.com/watch?v=NnXyTv4w87o
12月5日
「犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟」に出席しました
「犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟」に出席しました。
9月29日朝日新聞の記事(「犬猫2万匹流通過程で死ぬ」「環境省推計の33倍以上」)を執筆した太田記者と環境省からそれぞれヒアリングを行いました。
都道府県に報告されているデータを朝日新聞が独自に集計した結果、2014年度に国内で流通した犬猫の数は75万匹で、その約3%にあたる2万3千匹が流通過程で死んでいたことがわかりました。
その原因は、劣悪な環境で飼育するペットショップがあとを絶たないこと。それを取り締まる法律や体制が不備であること(大半が年1回予告した上で立ち入り検査を行っている程度)。そして、最大の原因は、現在、生後45日で犬猫を販売できるが、45日はちょうど離乳前後の免疫が低下する不安定な時期であり、本来法律で決められた56日(8週齢)まで販売を禁止すべきです。
そもそもペットショップでの店頭販売自体なくなりつつあるのが世界の趨勢であり、欧米では飼育環境の基準も明確に定められており(犬舎の大きさは体長の2倍以上。日当たりや断熱の確保など)、日本でも飼養施設・飼養管理の基準の明確化が必要です。
太田記者によると、犬猫の繁殖業者に対する「繁殖セミナー」なるものが頻繁に開かれており、「蛍光灯などを使い、繁殖用の猫になるべく光をあてつづけることで、年3回の繁殖が可能になる」などと推奨しているらしく、最近では「マンションの1室で繁殖させている業者が少なくない」とのこと。
我が国では、ブリーダーから直接販売される犬猫は25%に過ぎず、70%以上がペットショップから販売されているという実態があります。
これらの問題を環境省に問い質しても、「地方自治体の事務なので、我々はお願いしかできません。」という回答しか返ってきません。
こうした問題を解決するためには、動物愛護法を改正するしかありません。3年後に控える法改正に向けて、今度こそ、万全の準備をしてのぞまなければなりません。一人でも多くの国民の皆さんに声を挙げていただき、国会議員を動かしていただきたいと願います。もちろん私も、この問題を理解する国会議員を増やすために全力を尽くします。