山本太郎代表とともに「年越し支援・相談村」へ

大晦日と元旦は、山本太郎代表と一緒に、大久保公園(新宿区)で行われている「年越し支援・コロナ被害相談村」に参加した。

 

山本太郎代表は数年前から毎年参加しているが、年末年始ということもあり、例年スタッフを同行させず一人で参加するのだが、今年は誘ってもらった。

 

ちなみに山本太郎代表はこの2日間だけでなく、毎年12月29日~1月3日まで、各地の炊き出しや食料配布、生活相談等を手伝っている。

 

大晦日と元旦はとにかく寒かった。激寒の中、朝早くから実行委員会の皆さんが準備をして、食料を配布する。食料を受け取りに来た方には生活相談を行い、状況に応じて生活保護申請の支援を行う。この他にも医療相談や女性相談のブースなども設けられている。

 

公園を訪れた方の数は昨年から倍増し、特に女性の相談者が多かったそうだ。

 

山本太郎代表は実行委員会メンバーとは日頃から親しくされているようで、慣れた様子でスタッフの名札を付けて活動を始める。

 

実行委員会の中心メンバーである「反貧困ネットワーク」の瀬戸大作事務局長から、

 

「この生活相談は難しい案件だから慣れている太郎さんにやってもらおう」

 

といって、生活保護申請を希望する方の調書が渡される。

ところが、この方の名前を呼んでも現れない。どうやら食料だけもらって帰ってしまったようだ。

 

この他にも、何人もの方が「生活保護は申請したくない」と言って帰ってしまう。

 

理由を聞いてもはっきり教えてくれないのだが、長年生活保護の仕事をしてきた元区職員の方に聞くと、概ね以下の理由のようだ。

①世間のバッシング

②扶養照会(家族に知られたくない)

③無料低額宿泊所の劣悪な環境(相部屋等)

④職員の上から目線の対応

 

②~④は政治が解決しなければならない問題だし、最大の理由である①についても、政府広報による普及啓発などによって改善できる。「生活保護申請のハードルを下げる」ことは最重要課題だ。

 

その後、山本太郎代表とともに、3名の方の生活保護申請のために区役所へ同行した。

 

正式な申請受付は1月4日からなので、受付予約をし、1月4日までの5日間を凌ぐ生活費を貸してもらうことに。ところが、通常であれば1日1500円貸してもらえるはずが、「金庫にお金がないので1日500円しか貸せない」と職員が言う。

 

これには山本太郎代表は猛烈に抗議する。

 

「500円でどうやって生きていくんですか?ご飯食べるなと言うんですか?年末年始皆さんはおせち食べるんでしょ?なんでこの人たちは500円なんですか?」

 

1000円を勝ち取るために、こんなにも真剣に熱く説得を続ける国政政党の党首を私は見たことがない。

 

昨年、無所属となり国会質疑に立てなかった間、ツイッターのDM(ダイレクトメッセージ)に寄せられたお困り事を一つ一つ解決していったことで、「総合支援資金の3ヵ月延長」を勝ち取ったことを思い出した。

 

2日間を通して、視察なのか挨拶なのかわからないが、顔を見せるだけの国会議員は何人かいたが、こんなにも真摯に行動する国会議員は誰もいなかった。

 

2年半前「消費税廃止国」マレーシアの視察で一緒になり、その時から「この人を総理にしたい」と思った自分の目に狂いはなかったと確信した2日間だった。

 

これからも山本太郎代表と一緒に歩んでいきたい。