政府ヒアリング その21「農林水産業の支援策」(農林水産省)
政府ヒアリング その21「農林水産業の支援策」(農林水産省)
今回の豪雨災害の「農林水産業の支援策」について、農林水産省大臣官房文書課災害総合対策室から話を聞きました。
8月27日時点の農林水産業の被害総額は2850億円で、内訳は農作物等163億円、農地・農業用施設1400億円、林野1270億円、水産19億円となっています。
農作物の被害補償については、原則として「農業共済」(保険制度)で対応することとなっていますが、水稲や麦は強制加入ですが、果樹は任意加入のため、岡山県のように災害が少ない地域の加入率が低く、課題となっています。また野菜は農業共済の対象外となっており、この点も課題です。
こうした課題を解決するため、来年1月から、全ての品目が対象となる「収入保険」制度が始まることとなっています。
農業用ハウスや農業用機械の再建や修繕(流入した土砂の撤去も含む)に要する経費のうち2分の1を補助する他、集出荷施設の補修や農作物の輸送についても経費を支援することとしています。