立憲民主党「科学技術・イノベーション議員連盟」第10回勉強会を開催しました。
立憲民主党「科学技術・イノベーション議員連盟」第10回勉強会を開催しました。
今回は、総務省の後輩である山口真吾慶応大学准教授から、「防災×AI」をテーマにお話を伺いました。
今回の豪雨災害においても、SNS上では、7月6日23時以降に河川氾濫の投稿が増加しており、翌7日午前3時以降は救助を求める投稿が増えています。
倉敷市が避難指示を出したのは、7日午前1時半。しかし、住民の証言から、6日23時頃には小田川が決壊していたことが判明していますが、SNSを分析していれば、そうした状況をリアルタイムで把握でき、より的確な避難指示が出せたはずです。
東日本大震災の時も、震災当日のツイート数は通常の1.8倍に増加したそうですが、山口准教授は、ヤフー、LINE等と共同で、この膨大な情報をリアルタイムで分析し、自治体ごとに整理して、災害対策本部へ伝えるシステムを研究開発中とのこと。
今回の災害の大きな反省の一つが「避難指示」ですが、このシステムを活用することにより、迅速かつ的確な避難指示を出すことができます。
一日も早いシステムの開発と、政府(内閣府防災)や自治体への導入が急がれます。