岡山市の菅野教育長、安田教育次長を訪問し、小学校のエアコン導入についての計画を伺いました。

岡山市の菅野教育長、安田教育次長を訪問し、小学校のエアコン導入についての計画を伺いました。

小中学校へのエアコン導入率は、全国平均が50%ですが、岡山県は26%と低く(香川県は98%)、中でも岡山市は2.6%と極めて低くなっています。政令指定都市としては、岡山市、千葉市、静岡市のみが大きく遅れており、他の政令指定都市は概ね設置を完了しています。

一刻も早いエアコン導入を求めたところ、教育長からは、

「国の交付金がつき次第、中学校には平成32年6月までにすべて導入する予定。しかし、小学校はその3倍の予算が必要(中学校15億円、小学校45億円)であるため、現在、国の補助率を引き上げる要望をしている(国は3分の1補助だが、配分基礎額が実際の工事費より低く抑えられているため、実質は5分の1しか補助されていない)。更に、PFI方式で導入するためには、予算の一括内示が不可欠で、この2点を国に要望している。この2点が実現すれば、3~4年かけて順次導入していきたい。」

とのことでした。私からは、

「2点の国の制度改正については私たち国会議員が国に働きかける。しかし一方で、現行制度でも半数の自治体が独自の財源でエアコンを導入している。子どもの命にかかわる問題であり、時間との勝負。国の制度改正を待つだけでなく、市単独でもやる気概を持って取り組んで欲しい。」

と申し上げました。

東京都は既に100%導入していますが、その最大の要因は、都が独自のかさ上げ補助を行っているからです。岡山県においても、県が独自の補助を出せないか、県に対しても働きかけてゆきます。