政府ヒアリングその⑪「ペットの同行避難」(環境省)

政府ヒアリングその⑪「ペットの同行避難」(環境省)

環境省動物愛護管理室長から、ペットの同行避難の現状についてお聞きしました。

ペット同行避難を認めている避難所は

岡山県 43施設中9施設(43頭)
広島県 76施設中6施設(15頭)
愛媛県 31施設中5施設(8頭)

という状況だそうです。

この他に、動物病院等で預かっているペットもいます。

岡山県は獣医師会が熱心で、3県の中ではもっとも預かりが多く、80頭ほどを預かっているそうです。

環境省の担当者が各県の避難所を全て回ったそうですが、ペットフードやシーツなどの物資はどこも足りているそうです。

岡山県では当初分散していたペット同伴の避難所を、できるだけ倉敷市の穂井田小学校に移すようにしており、穂井田小学校では体育館全体をペット同伴の避難所にしているそうです。

今後の課題は、避難所から仮設住宅へ移った時です。既存の公営住宅ではペット禁止のところも多く、新たに建設する仮設住宅も認められるかどうかは自治体の判断によるとのこと。

現地の動物愛護担当職員からの依頼で、環境省から県知事と市町村長宛に「仮設住宅の運営にあたってはペット同伴に配慮して欲しい」という趣旨の通知(事務連絡)を出すそうです。

私も現地へ赴き、配慮がなされているかどうか、確認してまいります。