予算委員会(分科会)にて、「動物福祉」について、丸川珠代環境大臣に対して質問に立ちました
予算委員会(分科会)にて、「動物福祉」について、丸川珠代環境大臣に対して質問に立ちました。
実は、丸川大臣とは大学の同級生なので、冒頭そのことに触れ、普段は「追求型」の厳しい質問ですが、今日は「動物福祉」という与野党を超えて実現しなければならないテーマなので、「提案型」の質問をする旨を宣言し、以下の点について質疑を行いました。
①動物の殺処分について
保健所における犬猫殺処分の現状(ガス室で窒息死させ火葬)を説明し、この悲惨な殺処分を無くすためには、「保護される動物を減らすこと」と「保護された動物が再び家族として迎えられること」の両方が大事であり、そのために必要な避妊去勢・繁殖制限・正しい飼養の啓蒙・譲渡活動の推進・公営住宅等のペット飼育許可などの具体策を提案しました。
②地域猫活動について
殺処分の大半が猫であり、繁殖を制限するための避妊去勢の重要性を指摘。更に地域の衛生環境(糞尿の問題)の改善にもつながる地域猫活動を推進すべき。地域猫活動では、ボランティアの皆さんが徹夜で猫を捕獲し、募金を集めて避妊去勢手術を行っている。こうした活動に何らかの支援をして欲しい。
③動物愛護法(特に「8週齢規制」)の改正について
2013年9月に改正された同法は「5年後の見直し」が規定されており、再来年(2018年)9月が見直し時期。「8週齢規制」の完全実施と併せて、今年中に環境省内で検討を開始し、来年には審議会や検討会を立上げるべき。その際はボランティアや市民グループの声をしっかり聞いて欲しい。
そして、最後にこう申し上げました。
「動物福祉を願っている国民は想像以上に多い。私のFB投稿シェアが900を超えたのがその証。農業や医療のようにJAや医師会といった強力な業界団体はないのに、ほんの一握りの人たちの声だけで、法律が骨抜きになっている。大臣が決断すれば、必ずできる。今回、法改正をやり遂げれば、丸川珠代の名は動物福祉の世界で歴史に名を残すことになる。ぜひ全力で取組んでほしい。」
丸川大臣からも前向きな答弁をもらったので、期待したいと思います。