政府ヒアリング36 高梁市・吉備中央町からの要望事項(環境省)

政府ヒアリング36 高梁市・吉備中央町からの要望事項(環境省)

7月の西日本豪雨災害で、高梁市と吉備中央町が共同で運営するクリーンセンター(ゴミ焼却施設)が浸水により機能停止しており、2万世帯の生活に支障が出ています。

先日、高梁市の近藤市長と吉備中央町の山本町長が要望書を持ってこられました。

このクリーンセンターは、高梁川と成羽川の合流地点にあるため、同じ場所で再建してもまた水害が発生した際に、同じような被害にあう可能性があります。

そこで高梁市と吉備中央町は別の場所に再建できないか検討していますが、その場合、災害対策の補助金は「原状復帰が原則」のため、別の場所への再建には使えません。

補助金を所管する環境省に、柔軟な対応をお願いしていますが、杓子定規な答えしか返ってきません。

先日のNHK日曜討論で、立憲民主党の福山幹事長からこのケースを指摘してもらい、自民党の萩生田幹事長代行から「柔軟に対応する」との答えがあったのですが、それでも環境省からはいい返事がもらえません。

どうしても叶わないのであれば、この地点が再び氾濫することのないように、河川整備を急がなければなりません。

環境省だけでは判断できず、財務省の了解が必要なようでしたので、引き続き、環境省・財務省、そして河川整備を担当する国土交通省とも粘り強く交渉してまいります。