政府ヒアリングその③「救援物資、ボランティアのミスマッチ」(内閣府)

災害が起こる度に、救援物資とボランティアのミスマッチが起こります。

必要な時に必要な物が届かず、不要な時に不要な物が大量に送られてくる。

テレビで注目されている被災地にはボランティアが集まるが、報道されない被災地には全く集まらない。

内閣府の防災担当参事官(課長級)に、

「こうしたミスマッチをなくすためには、ボランティアに全て任せるのではなく、行政がリーダーシップを発揮すべきではないか。」

と進言したところ、

「岡山では『災害支援ネットワークおかやま』というボランティア組織がやっています。ボランティアに行政が口を出すのはちょっと…。」

と言うので、

「確かに『災害支援ネットワークおかやま』は素晴らしい活動をしています。でもだからといって、全て任せきりでいいのか。救援物資やボランティアのミスマッチまで、彼らが解消しなければならないのか。行政はもっとボランティアをサポートすべきではないか。特に、災害発生直後からボランティアが軌道に乗るまでは行政が主体的役割を果たすべきだ。」

と申し上げました。

『災害支援ネットワークおかやま』が提供する救援物資マッチングシステム「スマートサプライ」は熊本地震の時にも大活躍した素晴らしいシステムですが、こういうシステムを災害発生と同時に瞬時に導入できるのは行政だけです。いつどこでどのような災害が起こっても瞬時に立ち上げることができるシステムを国(政府)として常備しておく体制を作りたいと思います。