超党派議員による「選択的夫婦別姓勉強会」

私も呼びかけ人となった超党派議員による「選択的夫婦別姓勉強会」。

盟友の井出ようせい衆議院議員が仕掛け人で、これまた盟友のサイボウズ青野社長がプレゼンをされるということで、呼びかけ人を引き受けました。

22年前の法制審議会で事務局を務めた小池信行元法務省民事局参事官の基調講演をお聞きし、その後、当事者からの切実な声をお聞きし、最後は別姓事実婚家庭で育った子どもたちから各党代表へ要望書が手渡されました。

法制審議会は、1991年から5年間に及ぶ検討の結果、1996年に夫婦別姓を認める民法改正案を答申しています。
しかしその後、一部政治家の反対により法案は提出されないまま現在に至っています。
当時、答申案が国会に上程されないことに対して法学者288名と文化人類学者60名による抗議が行われています。

とりわけ、文化人類学者60名による抗議文は興味深いので、その一部を紹介します。

「夫婦同姓は『日本の伝統』ではありません。
夫婦同姓は明治31年の民法制定以降に全国に普及したものに過ぎません。
そもそも姓は日本固有の文化ではありません。
中国からの輸入文化です。
姓は出自を表すものとして、結婚で姓を変えることはありませんでした。
源頼朝の妻は北条政子でしたし、足利義政の妻は日野富子でした。」

自民党を除く政党は既に選択的夫婦別姓に賛成を表明しています。
本日も枝野・玉木・志位の野党3党首が勢ぞろいし、公明党も石井幹事長代行が出席しました。
自民党の中にも多くの賛成議員がいて、本日も多くの自民党議員も参加していました。
一日も早く政治が決断しなければなりません。