昨日は母の誕生日
昨日は母の誕生日だった。
母曰く、子どもの頃の私は、手のかからない子だったそうだ。
1歳半で弟が生まれると、オムツをするのを嫌がり、自分でトイレに行くようになったらしい。反抗期もなく、親子・兄弟げんかをした記憶もない。大学入試と国家公務員試験の合格を誰より喜んでくれたのも母だった。
私がドイツ留学中に、母と祖母と3人でドイツ国内をドライブして周ったことを「一生で一番楽しかった」と言ってくれる。
そんな母に、ここ数年は迷惑ばかりかけてきた。総務省を辞める時も事後報告で、後から知った母は泣き崩れたらしい。
私が衆議院選挙に挑戦することが決まった時、私に内緒で上京した長井孝介元岡山市議から、「岡山へ引っ越して、選挙を手伝って下さい」と言われ、母は東京でまだ働いていた父を置いて岡山へ来てくれた。(父は単身赴任しない主義だったので、この時初めて一人暮らしとなった。)
選対事務所から「とにかく歩いてください」と言われ、真夏の炎天下の中、団地に一人降ろされ、迎えが来るまで何時間もチラシとポスターを抱えて一軒一軒歩いてくれた。
あれから10年以上経つが、未だに「お母さんが家まで来てくれたんよ」と言われる。支援者の皆さんからは「お母さんが可哀想だから、あんたを応援するんだからね」と言われることが多い。
「あんたを手伝うのは、こんなにも大勢の皆さんがあんたを応援してくれるからよ。私がやらなきゃ皆さんに申し訳ないじゃない」
母の口癖だ。
少しずつでも恩返ししたいが、まだもう少し母に頼ることになりそうだ。
母には一生頭が上がりそうにない。
誕生日おめでとう!そして、いつもありがとう!!