本日の参議院本会議で「動物愛護管理法改正」が成立しました。

本日の参議院本会議で「動物愛護管理法改正」が成立しました。

2017年2月からの2年3ヵ月間、超党派議員連盟の事務局次長として、総会(6回)、法改正PT(17回)、条文化作業チーム(11回)の他、数えきれない数の役員会で議論してまいりました。

とりわけ、昨夏の国会閉会中は、3時間の会議を連日開催し、環境省、法制局及びアドバイザー(有識者や動物愛護団体)の皆さまとひざ詰めでの議論を続けてきました。

全ての皆さんが満足する法律には到底至っていません。とりわけ、8週齢規制に例外が設けられたことには多くの方からご批判を頂いています。例外が限定的なものとなるように、昨日の参議院環境委員会の質疑の中でも確認いたしましたが、今後、環境省が策定する政省令もしっかりチェックしてまいります。

同法の成立のお礼に、環境省の動物愛護管理室長が来られたので、さっそくその点話をいたしました。

環境省の中央環境審議会動物愛護部会では来月にも政省令の議論がスタートします。とりわけ重要な「飼養施設の数値基準」は2年後が施行なので、約1年かけて議論が行われますが、我々立法者(国会)の意思がきちんと反映されているか、しっかりチェックしてまいります。

環境省もこの2年間一緒に議論をしてきたので、我々の意思は十分伝わっているはずですが、気を抜かずにチェックしてまいります。

また畜産動物や実験動物など積み残した課題もたくさんあります。アニマルウェルフェア(動物福祉)の議論も本格的に始めなければなりません。

5年後の改正に向けて本日からがスタートです。次回こそ、根本的・抜本的な改正となるよう(動物福祉基本法などの新法も視野に)全力を注ぎます。

関係者の皆さまのご尽力に心から感謝するとともに、また引き続きアドバイス頂けますよう心からお願いいたします。