新交通システム推進議員連盟(LRT推進議員連盟)総会に出席しました

新交通システム推進議員連盟(LRT推進議員連盟)総会に出席しました。

RACDAの岡將男会長が「各地における交通まちづくりの動き」と題して報告され、岡山の吉備線LRT化やチャギントン路面電車の話をされ、注目を集められました。

関西大学の宇都宮先生による講話「新交通システムとMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)~欧州から何を学ぶか~」は大変興味深かったです。

欧州では日本のように純粋民間企業が公共交通を担っている例は皆無で、最近の主流は「上下分離方式(施設は自治体が整備し、運営は民間が行う方式)」だそうです。

欧州では、一定の公的支援を前提として、民間企業と「品質契約」を結ぶことでサービス水準を求める方式が主流で、日本のように民間企業同士の競争によってサービス水準を高める市場原理主義を採る国はありません。

宇都宮先生が最後に言われた

「成熟した公共交通先進国のやり方を謙虚に学ぶことが必要」

との指摘はまったくその通りで、出席していた国土交通省幹部はぜひ耳を傾けて欲しいと思います。