【2月12日】衆議院・財政金融委員会~財政破綻とは?日本の財政は健全!

日本の30年間の経済停滞と消費税増税の影響について議論を致しました。

私からはリーマンショック級の影響がある、消費税増税が30年の間に3回行った(リーマンショックを入れたら4回!)ことが経済停滞の主要因であると指摘。

加藤財務大臣は、社会保障の安定的財源確保の観点から消費税増税が必要であるとの答弁。

財政破綻とは具体的にどのような状態を指すのかという質問に、

財務省主計局次長は、「IMFのワーキングペーパーにおきましては財政危機の事例といたしまして、債務返済の履行、IMFなどからの例外的に大規模な公的財政支援、市場からの信認喪失等による資金調達の困難化といった事態が発生している場合」との答弁。

つまりは、債務不履行を想定しているということ。

では、日本が債務不履行になる状況があるのかですが、他国で使われているGDP対純利払費、対外純資産対GDP比、政府債務対外債務比率、経常収支対GDPなどでは、日本の財政状況は先進国と比べても上位で財政は極めて健全です。

債務残高対GDP比のみが重視される恣意性を感じざるを得ません。

財務省に対し、債務体GDP比で不安を煽るのではなく、他国で他の指標が使用されている指標に変えていくべきと求めました。

最後に、財務省設置法における財政健全化は「国民生活の向上」や「日本経済発展」の視点を含めることが重要であるため、文言を追加すべきと提案をしましたが、加藤財務大臣からの答弁は当然のことであり明記するまでもないということでした。

日本は30年の経済不況にあり、国民生活は危機にあります。書くまでもないことができていない現状を手をこまねいて見ているわけにはいきません。

これからも消費税の廃止、何ら必要のない財政健全化や増税を止めるために、質疑をして参ります。

本日の委員会に、財務省主計局長の出席を求めましたが、忙しい、財務省の役割分担の慣例という理由で、欠席。

国会の慣例で「各省トップの事務次官(級)は答弁に立たない」というものがあるが、これでは「主計局長=事務次官(級)」すなわち「財務省は他省より格上」を認めるようなもの。

あり得ないことですので、引き続き出席を求めて参ります。

質疑全編をぜひ高井たかし公式YouTubeチャンネルでご覧ください!