【3月24日】NHK日曜討論に出演しました

【「マイナス金利政策」解除 必要な経済政策は】

我々も、マイナス金利の解消は時期尚早だ、という考えです。

確かに春闘は満額回答でしたけれども、大企業の賃上げが果たして中小企業にどこまで及ぶかは全く見通せません。 そして金利が上がれば中小企業は借り入れ返済もできなくなって、倒産や失業が起きかねません。 そして個人消費はいまだに低迷したままです。GDPギャップはマイナス0.6%です。

今、金利を上げれば消費や投資が冷え込んでしまって、またデフレに逆戻りしかねません。 今、一番やらなければならないのは、GDPの6割を占める個人消費をとにかく増やすことです。 個人が使えるお金を増やすために一番効果的なのは、消費税の減税。それから社会保険料の減免。そして現金給付。この三つが極めて効果的です。

コロナ以降、欧米諸国とか中国は政府支出を大幅に増やす積極財政に舵を切ってきました。 消費税減税はほとんどの野党が公約に掲げていますし、自民党の半分の議員が賛成しています。

今こそ減税と政府支出大幅に増やす、積極財政に舵を切るべきです。

【政治資金問題 関係議員の処分は】

 政倫審は本当にひどかったと思います。時間の無駄以外の何物でもない。

予算委員会の山本太郎代表の質疑を打ち切ってまでテレビ中継してましたが、本当にそんな価値ない、山本代表の質疑のほうがよほど価値があったと思います。

そもそも派閥の幹部が「知りません」という回答はありえないし、知らないなら調べてから出てきて欲しいと思います。 特に世耕幹事長の「不起訴だから嫌疑なし、真っ白だ」との発言本当に驚きました。政治資金報告書の不記載はあきらかな法律違反で、真っ黒ですよ。

自民党の裏金議員は自分で作った法律を守れないのですから、潔く自首するか、議員辞職していただきたいと思います。

ただ、自民党が悪いのは当たり前ですけど、野党もだらだらと政倫審に付き合って、身内の甘い処分でお茶を濁すようなムードになっていることには、猛省していただきたいと思います。 説明する気のない自民党が与党である限り、真相解明できないと思います。ここはもう有権者の皆さんに判断していただくしかありません。

ぜひ総選挙で、審判していただきたいと思います。

【政治資金規正法改正は 政治改革は】

そもそも法律を守らない自民党に法改正する資格があるのか、と思いますね。

泥棒に泥棒を捕まえる法律を作らせるわけにいけませんから、今回は黙って、自民党さんは我々の案を丸呑みしていただきたいと思います。

今回一番大事なことは、大企業とか業界団体の一部のお金持ちのための政治ではなくて、お金のない庶民、国民一人ひとりのための政治を取り戻すということです。 そのために必要なのは、連座制であったり、パーティーの禁止、政策活動費の廃止、外部監査の導入、もうこれ全部やればいいと思います。

ただ一緒にセットで議論していただきたいのは、政治にお金がかからない仕組みを作ることです。 選挙に出るだけで、供託金に国政選挙の場合600万円もお金かかります。G7、7カ国で供託金があるのは、日本とイギリスだけです。 フランスやカナダはもう廃止しました。そしてイギリスはたった7万円ですよ。 政党交付金だって自民党160億円ですけど、れいわ新選組は6億円です。

イギリスのように、少数政党にきちんと配慮した、そういう仕組みを作って欲しいです。

【次期戦闘機 第三国輸出 ”歯止めは”国民の理解は】

 法律を守らない人たちが憲法の平和主義を根本から覆すような決定を、国会で審議もせず、与党だけで協議して決めるということは、断じて許すわけにはいきません。

今回の閣議決定、そもそもなんの歯止めにもなっていません。現に自民党幹部は「次々追記して行けばよく、なんの制約もない。未来永劫15カ国なわけでなく、20、30と増やせば良い」と発言して、自ら歯止めになっていないことを認めてます。 去年の三原則の改定や、あるいはこれから審議されるセキュリティクリアランス法案も含めて、政府与党はアメリカと防衛産業の言いなりになっているとしか思えません。

現にここ数年、自衛隊と防衛省幹部が防衛産業に次々と天下りしています。 経済学の教科書には「大砲か、バターか」という言葉があります。軍事支出が増えれば、生活関連の生産やサービスは減る、両立はできないという意味です。

今、日本が取るべきは、大砲よりバター。 30年続く不況、コロナそして物価高、三重苦、今、国民は地獄の苦しみです。43兆円もの防衛費の増税部分、これを撤回して国民生活に回すべきです。

【今後の国会審議は】

能登半島地震についての審議をやるべきです。山本代表、連日やっています。復興、まだ道半ばです。今日はこのテーマについてもっと時間を費やして欲しかったです。

それから野党、もっと徹底的に闘うべきです。牛歩をした、くしぶち・大石議員に厳重注意をしている場合じゃないんです。 自民党の野党時代はもっと激しかった。その結果、決められない民主党とレッテル貼りされて、政権が奪われたんです。

今こそ、野党は徹底的に闘うべき。れいわ新選組はその先頭に立ちます。