韓国出張 その② 本会議傍聴
韓国出張 その② 本会議傍聴
国会訪問中に、たまたま本会議が開催されたので、傍聴させてもらいました。
韓国の国会は定数300で一院制です。
国会の会期は制度上は日本と同じなのですが、実態は全く異なります。韓国でも憲法の規定により国会議員の4分の1の召集要求があれば開かなければならないのですが、日本と違うのは、この要求に応えて実際に国会を開いているところです。野党は常に召集を要求するため、事実上通年国会となっています。
法案は10名以上の国会議員で提出可能で、7割が議員立法です。毎年2000本程度の法案が提出され、成立するのはそのうち3~4割だそうです。
本会議場の机上にはタッチパネル式のパソコンが設置されており、紙の資料はありません。
本日の本会議の議案は37ありましたが、議案一つ一つに対して電子投票を行います。投票を終えると、本会議場の電光掲示板に誰が「賛成」「反対」「棄権」したかが瞬時に表示されます(賛成は緑、反対は赤、棄権は黄で氏名が表示され、賛成・反対・棄権の割合も表示されます)。
本会議そのものは緩い感じで、300名の定員のうち250名前後しか出席しておらず、50名程度が欠席しています。また議案によっては席を立って投票しなかったりもします。(日本の国会は、議案の採決の時はよほどの理由がなければ欠席できません。)
議案の採決が終わり席を立とうとすると、なんとムン・ヒサン議長が「パク・チャンデ議員の紹介で日本から3名の国会議員が来ています。」と紹介され、会場全体の拍手で迎えられました。まさか紹介されるとは思ってもみなかったので、びっくりしましたが、大変光栄なことです。
大韓民報という新聞の記事にまでなり、驚きの韓国訪問となりました。
http://m.daehanilbo.co.kr/news/articleView.html?idxno=34717
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