中小企業の働き方改革について 決算行政監視委員会(その1)
決算行政監視委員会(その1) 中小企業の働き方改革について
働き方改革を担当する塩崎厚生労働大臣と、中小企業を所管する中川経済産業大臣政務官に対して、「中小企業の働き方改革」について質問をしました。
全国4500名の中小企業経営者がメンバーの日創研経営研究会の田舞代表は、月刊誌「理念と経営」の中で次のように述べています。
「一番末端の中小企業は、元請けの要求を飲まなければ生きていけません。工事期間を決められ、それに間に合うように深夜遅くまで働いているのです。末端の中小企業や零細企業は、働き方改革の諸条件を満たすことは容易ではありません。今は人手不足です。少ない人数でも期間を守らなければならず、あえて現場で無理をする状況を強いられているのです。『働き方改革実現会議』のメンバーには、学識経験者、官僚、政治家、大企業の経営者だけでなく、もっと現場感覚をもった人物を増やしてもいいのではないでしょうか。中小零細企業の経営者の努力不足や勉強不足も認めます。しかし、真に国家の下支えをしているのは、きつい、汚い、危険を承知で働いている人ではないでしょうか。そのことが反映されていないことを思うと、いくつかの点で『働き方改革』には納得できません。」
この田舞代表の意見に対する塩崎大臣と中川政務官の見解を問うとともに、「ぜひ田舞代表と会って直接話を聞いてほしい」と要請しました。
大臣も政務官もうなずいてくれましたので、ぜひお会い頂けるようにセッティングしたいと思います。