災害支援ネットワークおかやまが主催する「平成30年度豪雨災害における民間支援活動中間報告会」に出席しました。

災害支援ネットワークおかやまが主催する「平成30年度豪雨災害における民間支援活動中間報告会」に出席しました。

様々な分野で支援活動に取り組む団体の活動内容や今後につながる改善点などをお聞ききしたかったので、東京からとんぼ返りですが駆けつけました。

各団体の活動は多岐にわたり、ボランティアでよくここまでできるなあ…とつくづく感心し、頭が下がるとともに、我々政治家や行政はもっとしっかりせねばと改めて決意を強くしました。

せっかくの機会なので、私からも、この間、国・県・市や避難所・被災者宅を回ってみて、我が国の防災制度(システム)の改善しなければならない点をお話させていただきました。話したいことは山ほどあるのですが、1団体5分間でしたので、私からは以下の3点について問題提起しました。

① 市町村に責任と権限が集中しすぎる。(イタリアでは国や州の権限が強く、被災自治体がやることは少ない。また近隣自治体が避難所の運営などは全てやってくれる。)

② 避難所が劣悪すぎる。(イタリアの避難所では温かい食事(ワイン付き)が毎日提供される。)

③ 行政とボランティアの連携が悪い。(イタリアでは、国や州・市の災害本部会議には、首相(知事・市長)と防災担当大臣(危機管理監)以外は、ボランティア団体が参加している。)

いずれも避難所・避難者学会の榛沢代表理事からお聞きした災害先進国イタリアと比較した話であり、行政が改善すべき点なのですが、我が国の災害制度(システム)がいかに遅れているのかを、災害ボランティアの最前線に立つ方々にも知っていただき、皆さんからも制度を変えるよう声を上げて欲しいと思い、あえて場違いを承知でプレゼンさせていただきました。

法制度を変えるのは国会議員の仕事ですが、それを実現するためには、世論の後押しが必要です。被災地の最前線で奮闘されている皆さんからもぜひ声を上げて欲しいと思います。