一般社団法人ほっと岡山が主催するシンポジウム「一人ひとりを大切にした災害対策を考える」に参加しました。

一般社団法人ほっと岡山が主催するシンポジウム「一人ひとりを大切にした災害対策を考える」に参加しました。

残念ながら、第一部のあんどうりす氏の講演は聞き逃したのですが、第二部の津久井進弁護士の講演と、主催者のはっとりいくよさんと両講師との座談会を聞くことができました。

被災者支援の最前線で取り組んできたお二人からの苦言は貴重な提言であり、政府(内閣府)に改善を求めてゆきます。

質疑応答では、

「某公民館へ避難した際に、避難してきた中学生に対して館長が『若いやつが早々に逃げてくるとは何事か』と怒って追い返した」

との驚くべき話が出ました。

しかし、こういう方がいるのも現実です。

避難勧告・避難指示等の意義や重要性をしっかり理解してもらうことが何より大切ですが、その周知・徹底は、1700ある自治体がそれぞれ勝手にやるのではなく、国(内閣府)が「よい方策」を示すべきです。(「それぞれ勝手にやって」と言われても、自治体はできないと思います。)

「2年で出身省庁に戻ってしまう寄せ集めの内閣府に果たしてそれができるのか?災害対策のエキスパートを養成する『防災省』が必要ではないか?」

本日の講師からもそういう発言がありました。

「防災」を政策の重要な柱と位置づけること

このことが何よりの「防災対策」ではないのか、と思います。