集中豪雨で被災した新見市へ行ってきました

集中豪雨で被災した新見市へ行ってきました。

岡山県新見市は、9月3日午後6時から8時までの2時間で150mmを超える局地的豪雨が降り、洪水や土砂災害により200棟以上の住家に被害がありました。

立憲民主党5区総支部長の鎌田桂輔さんと待ち合わせし、まずは新見市役所へ。

お忙しい中ご対応頂いた池田市長、大森副市長から、被災状況と国(政府)に対する要望をお聞きしました。

今回、岡山県が、本来であれば国が行うべき工事を「緊急砂防工事」として迅速に対応してくれたとのこと。いち早く立ち上がったボランティアセンターの動きと併せて、昨年の西日本豪雨災害の教訓が活かされていると感じました。

ただ、国の制度には課題もあります。

人口3万人の新見市は、住家消滅世帯が50世帯以上でないと災害救助法が適用されません。床上浸水は3分の1世帯でカウントするそうですが、床下浸水はゼロカウントなので、今回200世帯以上の住家被害があるにも関わらず、同法の対象となりません。

また、墓地に土砂が流入していますが、墓地はどの法律でも救済の対象にならないとのこと。墓地の件は、昨年の西日本豪雨災害時にも同様のケースがあったので、制度見直しを強く政府に求めたいと思います。

被災者の方からもお話を伺いました。

「途方に暮れている時、全国(※)からボランティアが来てくれてとても助かっている。ぜひお礼を伝えて欲しい」

と伝言を預かりました。
(※)正確には、現在のところ中国地方のボランティアのみ受け付けています。

ボランティアセンターでは、新見市社会福祉協議会の矢田貝常務理事からお話を伺いました。週末2日間で700名を超えるボランティアが集まり、平日も150名程度のボランティアが来てくれているとのこと。ただ、まだまだボランティアは不足しており、当初9月20日までのボランティア募集を9月末まで延長する予定とのこと。

「来週・再来週と3連休が2度続くので、一人でも多くのボランティアのお越しをお待ちしています」

とのこと。

そろそろ猛暑も和らぐと思いますので、ぜひボランティアへお出かけください!

今回の災害は、局地的な豪雨だったため、新見市中心部の一部地域が被災したのみで、市内全域は平常通りです。ボランティアをして、新見特産の「千屋牛」や「ピオーネ」を食べて帰るプランなどいかがでしょうか?