韓国出張 その③ 板門店

韓国出張 その③ 板門店

歴史的な南北首脳会談が行われた板門店(パンムンジョム)を訪ねました。

板門店はソウルから60kmほどの軍事境界線(北緯38度線)上にあります。車は途中から護衛車が付き、撮影は決められた場所以外は禁止。北朝鮮の兵士に会っても、話しかけたり、指をさしたりすることを禁じられます。

韓国軍の基地で事前に説明を受けた後、専用バスに乗り換えて、更に2km離れた「平和の家」へ向かいます。

南北軍事境界線沿いから、それぞれ2kmずつ、合計4kmは非武装中立地帯になっています。その中に、昔から住んでいる192名が居住する村(「平和村」と呼ばれています)があって、畑作など行っているそうです。

「平和の家」では、本年4月27日、文大統領と金委員長が握手をしたすぐそばまで行くことができ、一瞬ですが境界線を超えて北朝鮮に入ることもできました。

1950年6月から53年7月まで続いた朝鮮戦争の死者は南北合わせて400万人。国民の5人に1人が亡くなるという凄まじい戦争でした。(日本の第二次世界大戦の死者300万人(人口の約4%)と比べてもいかに凄いかがわかります。)

こうした悲劇を乗り越えて、今、南北統一を目指していることは歴史的偉業であり、隣国民として心から応援したいと思います。

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